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2012年5月12日(土)
記:ヤマチャン会長
滋賀県ホーム河川
釣 猿 : ヤマチャン猿・ITOちゃん猿・セッシー君
天気:曇り 気温:15度 水温:9度

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5月に入っての初釣行は滋賀県ホーム。
渓猿2匹+ゲストのセッシー君の3人で好釣果!!
渓の魚達は元気一杯でした。

季節は春から初夏へ移り行く5月になりました。
今回の釣行は渓猿2匹とゲストのセッシー君との3人です。
セッシー君は、現在、東京から大阪に転勤中のルアーマン。
東京では多摩川の上流域で釣りをしているそうですが、
「多摩川って、あまり釣れないんですヨ…。」との事。
ホーム河川を案内するにあたり、僕(ヤマチャン)と
ITOちゃんとで相談し、ルアーをキャストしやすい様に、
なるべく深みのある箇所へ案内する事にしました。
道中でセッシー君の日券を購入し、現地に到着したのは
AM7:45でした。早速、川へ降りて釣りを開始します。
まずは堰堤下のプールを攻める事にしました。
しばらく頑張りましたが、ルアー・エサ共に反応はナシ。
ルアーで堰堤プールを攻め粘るセッシー君を残して、
僕(ヤマチャン)は上流へ、ITOちゃんは下流へ向かいます。

写真
ゲストのルアーマン。セッシー君。

上流へ釣り上がっていきますが、川のあちこちでは
魚達の盛んなライズ゙が見受けられます。
「ウン?気温と水温が低い割には活性が高いナ。」と
思いながらも、ライズ゙が見られる箇所にエサを流してみます。
すると、一撃で目印がピュンと引っ張られました。
釣れて来たのは小さめの岩魚でした。
「ライズしていたのは、もうちょい大きいかったのに…。」と
リリース。再び同箇所へとエサを流しますが、目印に目がけて
アマゴ゙にジャンプ&アタックをくらってしまいました。
どうも、水中のエサには興味が無い様です。

写真
写真中央のブッシュで、アマゴ達がライズ゙していました 。
         

写真
↑ブッシュ下から一撃で出た岩魚 。

しばらくするとITOちゃんが下流から上がってきました。
「さっきからブッシュ付近でライズ゙しているんヨ。」と僕(ヤマチャン)
「じゅあ、FRYでやってみましょうか。」とITOちゃんが、
FRYをキャストすると…。一撃でバシャ!と水面を割って
アマゴがヒット!「おっ!一発で出ましたね!」と
嬉しそうなITOちゃん。

写真
↑FRYで仕留めたアマゴ。
         

写真
上のアマゴをアップで…。(ちょっとピンぼけ)
         

ブッシュ回りでは、まだライズが続いています。
水中のエサにあまり反応してくれないので、
僕(ヤマチャン)もハリスサイズ゙を0.3から0.1まで落とし、
ブッシュ下へエサを送り込むと、やっと反応が出ました。
細仕掛けを駆使して、ようやくアマゴをGET!!
ITOちゃんは、さらにアマゴを2尾追加!!
「こんなチャラ瀬に、イッパイが魚がついとるもんやナ。」
と2人で話していると、セッシー君も下流から上がってきました。
堰堤プールで、チョイスはあったがヒットしなかったとの事。
「ブッシュ下にキャストしてみな!魚が溜まってるぞ!」
じゃあとセッシー君もミノーをボサ下にキャスト!
すると2〜3投目で見事に岩魚がヒットしました。

写真
セッシー君、関西初釣果は小ぶりな岩魚でした。

結局、この周辺だけで3人で7〜9尾の成果!
さすがに、売り切れ状態になったので場所移動とします。
移動先でも流れ出し〜瀬芯にいる渓魚達が盛んにライズを
繰り返しています。「今日はFRYの当り日ですよ!」とITOちゃん。
こちらでも、FRYには5回に1回位の割合で反応があります。
セッシー君のルアーにも反応はしますが、ヒットには至りません。
エサに対しても反応はしますが、イマイチ渋い感じ…。
目印アタックを幾度もくらって、僕もダンダン苛立ってきました。
思いきってオモリを全てはずし、仕掛けも水中糸0.15号、
ハリス0.08号まで落とし、ブドウ虫を沈ませずに水面を流します。
すると、アマゴが水面を割ってブドウ虫を咥えてくれました。
「ざまあみろ!やっと食わせてやったぞ!」と僕(ヤマチャン)

写真
↑ナマ餌でのテンカラモドキ釣法にてゲット!

その後は、毛バリ等も使用して6〜8尾を追加しました。
ふと時計を見ると、既にPM2:30です。
「腹減ったよ〜。飯食って移動しようよ!」
車へ戻り、弁当を食べてからさらに上流域へと向かいます。
上流域は朝から、かなりの釣人が入っていた様で、
釣り易い箇所は無反応。ブッシュ下を中心に攻めながら、
セッシー君と釣り上がります。ブッシュ下や樹木がせり出して
釣り難い箇所からはポツポツと岩魚が釣れてきます。

写真
↑竿抜を狙ってGETの岩魚。(こいつもリリース)

しばらくすると先行者に追いついてしまったので、
Uターンして車のある箇所まで川の中を戻ります。
あちこちに竿を出しながら川を下ります。
しばらく下った所でセッシー君がこちらに手を振っています。
「何?なんか釣れたんかい?」と傍に行くと
良型のアマゴが魚籠に納まっていました。
「ヤッ!ええ型やんか!」と僕(ヤマチャン)
「やりましたよ!良い引きしましたよ!」と笑顔のセッシー君。

写真
↑セッシー君GETの良型アマゴ。
               

写真
↑良型アマゴをアップで!(いい顔してます。)

駐車場所まで戻りITOちゃんと合流。
ITOちゃんもさらにアマゴを追加&リリース。
時間はPM17:00。帰りがけに、もう1箇所だけ
釣る事にしました。ここでもアマゴを4〜5尾GET!!
もう食べる分は確保済みなので、オールリリースしました。
納竿はPM6:00。本日は3人で約30尾程度。
まあまあの釣果でしたが、セッシー君は大満足!!
「多摩川でこんだけ釣れる事は無いですよ。」との事。
ゲストのセッシー君に喜んでもらえてヨカッター!
帰りは温泉に立ち寄り帰路につきました。

写真
↑本日ラストに釣ったアマゴです。


次回もこの調子で頑張ります!!

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2012年5月26日(土)
記:ヤマチャン会長
滋賀県ホーム河川
釣 猿 : ヤマチャン猿・ITOちゃん猿
天気:曇り 気温:22度 水温:13度

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気温もずいぶん上がり、渓は初夏の様相です。
今回は水の無い渓筋を避け本流釣りとしました。
数は出ませんが、本流アマゴをGET出来ました。

5月も終盤となり、気温・水温共に随分、上昇してきました。
前夜の国交省河川情報では河川はかなり減水している様子。
現地に向かう車中でITOちゃんと僕(ヤマチャン)とで相談して、
今回は水量の少ない支流を避け、本流アマゴを狙う事にしました。
現地に到着し、本流沿いの国道から河川を覗きこみます。
「ウワ〜。本流でも水が流れてないやん!」と僕(ヤマチャン)
「まあ、とりあえず川に降りてみましょう。」とITOちゃん。
川へ降りようとした時、ルアーマンが川から上がってきました。
「釣れません。水が無くてキャストが出来る箇所も少ないしネ。」
との事でした。まあ…とにかく河原へ降りて見ます。

写真
水量があるように写っていますが、水深は深い箇所でも足首程度です。

「水深、足首しか無いゾ!これじゃエサ流せんぞ!」と僕(ヤマチャン)
「長靴でも川通し出来ますね!」とITOちゃん。
上流、下流の二手に分かれて釣りを開始します。
何とか釣りになりそうな箇所を探して河原を下っていきますが、
延々と続く、足首水深のチャラ瀬です。
他の釣人も見当たりません。「これはアカン!引き帰えそう!」
とITOちゃんを追いかける形で上流へ向かいます。
上流もチャラ瀬が続いてましたが、所々に20cm程の落差や
水筋が絞れて少し水深があるような箇所もあります。
「これだったらエサも入るナ!」と、点々と探り上がりますが
無反応です。しばらくするとITOチャンに追いつきました。
「なんとか1尾、FRYに出ましたヨ!」との事。
「こんな状態で一体どこから釣れて来たんや?」と僕。
「チョロチョロ流れ段差の泡の中からですよ!」とニコニコ顔です。

写真
肉付もよく体高もある本流アマゴ。
         

写真
美しいパーマーク。茶系体色の個体です。

「ええアマゴやな!よう引きよったやろ。」
「それがね、あまり抵抗もせずに上がって来たんですよ。」
「そら抵抗も出来んわナ!魚が走れる水深が無いもん。」
なんとか、本流アマゴの顔が見れたので「良し」とします。
とにかく水量不足で、釣りにならないので場所移動します。
車に戻り、支流が合流している箇所を目指します。
2箇所目につき、川を覗きこむと、こちらは減水しながらも
まだ、何とかなりそうな感じです。(水深は膝下位。)
「これなら、エサでも行けるぞ!」と僕(ヤマチャン)。
張り切って釣りを開始します。

写真
2か所目はこんな感じ。(なんとかなりそう…。)

膝下水深が延々続くチャラ瀬を丹念に攻めていきます。
30分程した時に瀬芯で明確なアタリ!愛竿のパワーゼロが
ギュンとしなります。アタリと同時に下流へ突っ走る魚!
足で追おうとした瞬間「パチン」と糸が切られました。
「最悪〜!ええ魚やったのに!」切られたところを確認すると、
ハリの真上で切られていました。シビアな状況だったので、
ハリスを0.15号まで落としていた所に魚の歯があたった様です。
「まさか、あんな魚が掛るとは!」と反省し、仕掛けを替えます。
天井糸1号、水中糸0.3号、ハリス0.25号と太目にしました。
気を取り直し、少し上流に行くと「これぞ!」という場所を発見!
この減水下にしては水量、水深、水勢もある絶好の場所です。
この場所以外は見渡す限り、ずっとチャラ瀬が続いています。
「ここで取れんかったら、今日はアカンやろナ。」と思いながら、
竿を入れます。

写真
本日最高の場所で気合いを入れるヤマチャン猿!

最初は瀬脇〜流れ出しを狙ったのですが、ウグイの猛攻にあいます。
ならばと、3Bのオモリを付け、ガンガン瀬の中に入れて見ます。
4〜5投目位で「ガツン!」とアタリました。
「ビンッ!」と天井糸も糸鳴りします。
「オッ!いい型そうですね!」と傍にいたITOチャン。
「コイツはバラさへんゾ!」と魚について、下流へ下りながら。
慎重に取り込みました。つれたのは筋肉質のマッチョな
アマゴでした。

写真
本流アマゴらしい肉厚なアマゴでした。
         

写真
↑上のアマゴをアップで!精悍な顔つき、いい艶出てます。

その後、さらに下流域へ場所を移します。
昼食をとり、川へ降り仕掛けを作りながら、偏光グラスを
かけ、淵を覗きこむと巨大な2つの物体(魚体)が見えます。
「鯉か?違うな!体が流線型やな!まさか岩魚か?」
少し離れた所にいたITOちゃんを手招きで呼び寄せます。
「あれ何やと思う?鯉やないし、岩魚とちゃうか?」
「エッ!あれ岩魚なら40cmは軽く越えてますよ。」
「小さいほうでも尺以上はあるやろ!」
ITOちゃんも偏光グラスで確認します。
「でもアレ、岩魚ですよ!しかも2尾も!」
「本流の主やぞ!まずFRY入れたれ!」
早速ITOちゃんがFRYをシュートしますが、完全無視されます。
それじゃあ、とミミズをつけエサで攻めますが、岩魚の脇から
出て来た、ウグイにアタックされてしまいました。
このウグイを釣ったと同時に2尾のモンスターは底岩の下へ
消えて行きました。さすがに警戒心の強い慎重な魚です。
しばらく場所を寝かす為に、小一時間場所を離れて、少し下流
で釣ると、エサにもFRYにもチビアマゴ(新子)が食ってきます。
この辺りは釣人はメッタに来ない場所です。
そういう所で新子が釣れるのは喜ばしい限りです。

写真
新子アマゴ!コイツ達がいる限りこの川は大丈夫です。

しばらくして、モンスターの棲家に再チャレンジしましたが、
底岩の下からは出てきてはくれませんでした。
(それでも尾鰭が、底岩の下からはみ出しています。)
「今日はアカンな!次回、チャレンジや!」と僕(ヤマチャン)
「次回の楽しみに取っておきましょう。」とITOちゃん。
その後は、支流に入りアマゴを少し追加して、
本日は塩焼き用3尾をキープ!(その他はオールリリース)して
支流を釣り終え、PM4:00に納竿としました。
今日は匹数は少なかったですが、本流のパワフルなアマゴ達と
出会えて価値のある釣果となりました。
本流域の新たな可能性も発見できてよかったです。
次回はモンスターに再挑戦を挑みます。


次回は梅雨明けに出撃の予定です!!

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