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2021年2月13日(土)
記:ヤマチャン猿

渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁・ITOちゃん猿・トリさん猿
天気:晴れ 気温:8 度 水温:3 度

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渓猿会釣行開幕戦です!
渓猿4匹でホーム河川へ突撃です。
今季も初釣行でユキシロヤマメに出会えました!

祝!解禁です。と言っても実は渓猿ホーム河川は2月1日が解禁日。
今年の解禁日は平日で月曜日。流石に渓猿達も仕事を休めず
スケジュール調整の結果、今回釣行が渓猿達の解禁日です。
AM5:30に大阪を出発!昨季に引き続きコロナ対策の為、
クルマ2台(ヤマチャン号・トリさん号)に別れての釣行です。
現地到着はAM8:00。早速、集落内の鑑札取扱のお宅をピンポン!
ばあちゃんが出てきて「よう、来たね!頑張って釣りヨ〜。」
と、ありがたい声援&応援を受けた後、早々に入渓します。
集落上流はトリ・ITOコンビ。集落下流はヤマチャン夫妻と
二手に別れて釣り開始です。まずは川神・山神様に手を合わせ
「今年も怪我無く釣りが出来ますように…。」とお祈りします。
毎年恒例のお祈り終了後、仕掛けを結び竿を出しました。

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↑ヤマチャン夫妻の入渓点です。
     

川に降りて、水温をチェックすると3℃しかありません。
しかも雪解け水で水位は20cm増しの笹濁り状態。
想定内の状況とはいえ、「厳しい釣り」を覚悟します。
まずは影猿(ヤマチャン嫁)が堰堤落ち込み際を狙います。
暫らくすると、ピクンとアタリ!しかし針かかりはせず…。
「水温低いし食い込みが悪いみたい。エサをつついてる感じ。」
「そやな、少し送り込まんと食ってくれんかもなぁ」
結局、入渓箇所では、その後魚信はなく移動しました。
入渓箇所より100m程下った場所で再入渓。
今度は僕(ヤマチャン)が先に竿をだします。
大きな落ちこみ底で小さなアタリ!釣れたのは小っちゃなヤマメ。
「よっしゃ!チビやけど今季初ヤマメゲット〜!」
サイズはともかく解禁日の初ヤマメは嬉しいもんです。

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↑ユキシロヤマメ(極小)ですが、嬉しい一尾。
     

影猿(ヤマチャン嫁)も負けじと落ち込み底を狙います。
程なく小さなアタリが出ました。
釣りあげた魚はこれまた小っちゃなヤマメ。
「私も今季初ヤマメゲット〜!」とニッコリ。
これでサイズはともかく二人ともボウズは回避。(笑)
その後もチビをポツポツ釣ってはリリース。

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↑嫁もユキシロヤマメ(極小)今季の一尾目でした。(笑)
     

暫らくすると、トリ・ITOコンビが上流域から下って来ました。
「ニンフで頑張ってますが反応ないですね〜。」とITOちゃん。
「ルアーを追ってはこんけど魚影は確認できたわ。」とトリさん。
4人が合流した所で、2km程下った本日の2か所目へと向かいました。  

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↑中流域も雪解け水で増水していました。
     

2か所目も小さなアタリは時折でますが、針にはのりません。
約1時間程、釣った所で河川チェンジする事にしました。
移動道中で昼食をとってから本日の3か所目へ向かいます。
3か所目はいつも入渓する所より3km位下流の本流域です。
河川幅も広く4人並んで釣る事も可能な場所。
雪解け水で、増水はしていますが水はクリヤで良い感じ。
ところがかなり風が強く吹いています。
「これで風が無く、平水なら良い場所やな…。」
今季は、この本流域も釣ってみようと思います。
場所は良くても状況がイマイチなので、釣りを短時間で
切り上げて、再度河川チェンジをする事にします。

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↑雪解け水で増水も水はクリアです。でも強風で釣りにならず…。
     

移動前にトリさんがクルマのトランクから秘密兵器を取り出します。
「コーヒードリップセットやで!美味いコーヒー淹れるぞ!」
コンロをセットしてケトルでお湯を沸かし始めます。
実は今回の釣行前から「現地で上手いコーヒー淹れる。」と
宣言していたトリさん。みんなが期待していたコーヒー。
数分後、お湯も沸きケトルでコーヒーにお湯を注ぎます。
「おおっ!コーヒーのええ香りがしよるぞ!」
「当たり前やんけ!缶コーヒーとは違うわ!」
コーヒータイム用に買っておいたプチケーキも添えます。
みんなで河川脇の芝生の上に座りコーヒーブレイク!
その後、本日3本目の河川(渓筋)へと向かいました。

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↑釣りの合間のコーヒータイムです。
     

クルマを30分走らせて本日最終の渓筋へやってきました。
この渓筋も雪解け水が入り増水気味ですが他河川に比べて
増水の程度はマシ。「これなら良い感じかな。」と
竿に仕掛けを結びますが、水面上に樹々がせり出しているので
仕掛けをチョウチン仕掛けに変更して釣り開始です。

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↑木枝の隙間から竿を出します。
     

すると、第1投目からビクッと明確なアタリが出ました。
チョンと合わせるとサビも無い綺麗なヤマメが釣れました。
16cm程度ですが、いい感じで引いてくれたヤル気な個体。
「やったね!綺麗なヤマメ。次は私に釣らしてよ。」と嫁。
小さな渓筋なので、竿は1本出しで交代しながらの釣りです。

写真
↑いいヤマメです。綺麗ですね。
     

少し釣り上った所にいい感じの落ち込みがありました。
「ここは魚おるわ!魚着いてる感じがプンプンする。」と嫁。
竿を入れると、直ぐにビクンと大きなアタリ!
反射的に合わせる嫁。竿がキュンと曲がりました。
「おっ!良さげなサイズとちゃうか?」と僕。
水面上空の小枝に気をつけながらブッコ抜き!
釣れてきたのはサビ残りの20cm程度のユキシロヤマメ!
「やったわ!ええヤマメが釣れたわ!」と嫁。嬉しそうです。

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↑サビ残りですが、この時期では良型でしょう。(20cm)
     

嫁が20cmヤマメを釣った箇所に再び竿を入れると、
まだ、魚の反応はあります。ここで下流のトリさんに
「お〜い。渓魚が着いてる箇所発見!上がっておいで!」と
トランシーバーで連絡。数分後、トリさんが到着。
「この落ち込みに魚がついてるねん。」と嫁。
「本日はまだボウズやろ!ここでボウズ回避や!」と僕。
ルアーで攻めれる様な場所ではないので、僕の竿を渡します。
トリさんに餌釣りのコーチをしながらの釣り。数投目…。
「きたっ!キタッ!来た!引いてるぞ!」とトリさん。
竿の曲がりを見ると先程の嫁と同程度の魚の様です。
「抜いたらアカン!枝に引っ掛けてしまうわ!」
僕が川まで降りてタモで掬い上げました。
「やったな!ええ魚や!18cmチョイ超えかな。」
「師匠夫妻のおかげやわ。ボウズ回避できた!」とトリさん。
ホントはルアーで釣りたかったでしょうが、
まずは今季の初渓魚。嬉しそうな顔のトリさんです。

写真
↑サビ残りですね、これはアマゴですね。
     

その後も少し粘りましたが、アタリはあるものの針カカリはせず。
チビヤマメがエサをつついているって感じ。
「よし!もうええやろ!そろそろ終わろか!」とクルマへ
戻ります。駐車地点でITOちゃんが護岸上からFRYを水面に
浮かべています。「ここでライズしてたんですよ。」
「一度はFRYを見に浮いて来たんですが潜っちゃいました。」
「じゃあ、エサならくるかもな。」と今度はITOちゃんに
竿を渡し餌釣りコーチです。エサを入れて1投目に反応!
ピクッと小さなアタリ、反射的に合わせるITOちゃん。
しかし、針には乗らずに空振りです。
「この時期は活性が低いから少し送り込まな乗らんよ。」と僕。
その後、数投目に再びアタリが出ました。
今度は少し送り込んでから合わすと上手く掛りました。
釣れたのは、16cm位のアマゴですがサビなく綺麗な個体。
「やりましたわ!ボウズ回避ですわ!」と笑顔のITOちゃん。
これで全員ボウズ回避達成です!

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↑少し小さいですが綺麗なアマゴです。
     

ITOちゃんが釣り上げたところで、本日は納竿としました。
釣果的には貧釣果でしたが、低水温・増水の悪条件の中で
全員ボウズ回避が出来たのでヨシ!としましょう。
納竿時間はPM17:00。帰り道に今まで入渓した事がない
場所を調査してから帰路に着きました。
次回釣行は雪解け水が落ち着いてからかな…。

今季も渓猿達はガンバリマス!

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2021年2月23日(火)
記:ヤマチャン猿

渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁
天気:曇り 気温:7度 水温:3度

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嫁の実家で用事があり、午前中だけホーム河川へ!
雪解け水で大増水&激流&短時間の釣行です。
それでもヤマメ達の顔を見れました!

嫁の実家で急用があったので、ホーム河川へ行ってきました。
用事は昼からなので午前中のみの釣りです。
実は前夜に河川水位をネットでチェックした所、
雪解け水の影響で水位は平常の50〜60cm増し。
水防団待機水位まで増水していました。
「まぁ、釣りは出来なくてもいいや…。」
「とりあえず、川だけでも見に行こう。」と
いつも通り、大阪の自宅をAM5:30に出発しました。
現地到着はAM8:00。クルマを降りて川を覗くと、
「うわ〜、えらい増水や。これは川に降りれんわ!」
「ムリムリ!川原が無いやん。確実に流されるわ!」
「しかも竿が折れそうな位、メッチャ風が吹いてるし…。」
「これじゃあボウズかもな〜。」と言いながらも釣りの準備です。

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↑豪流・激流のホーム河川。
     

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↑川に降りる事は不可能です…。
     

しかし、川に降りれない事は昨夜のネット水位で想定済み。
本日はEXP ZERO2-85を持ってきています。
この本流竿8.5mを駆使し護岸上から釣る作戦です。
まずは2人で長靴・防寒着・ベストを装着!
(本日はウェーダーを履く必要は無しです。)(笑)。
川沿いの道路をテクテク歩きながら、ポイントを探します。
護岸際の緩流帯・大岩裏・落ち込み際のヨレ等を
長竿に3mの提灯仕掛けで直撃直下のポイント打ちです。
数か所目に打った落ち込み脇でピクッとアタリ!
8.5m竿ですがZERO竿なので感度は抜群です。
ピッとアワセると飛んできたのは16cmのチビヤマメ!
「よしっ!チビヤマメGET!ボウズ回避!」と僕。
この劣悪状況…。サイズはともかくボウズ回避に一安心です。

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↑この状況下でも顔を見せてくれたヤマメ君。
     

次は嫁に竿を渡します。ヤマチャン家には長竿は
この竿1本しかありません。その他の竿は6.5mまでの
竿が6本。本日はその他の竿はクルマでお休みです…。
嫁は川の土手から大岩の上に降りて、激流の中から
反転流を探し出し、その底を4Bのオモリで狙います!

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↑大岩の上から激流と闘う嫁!
     

激流底を大きめの4Bオモリで流し続けて約5分。
目印が微妙に振れました。「キタッ!」と嫁。
しかも竿先は結構な曲がりを見せています。
「おッ!良型ぽいッ!」と護岸の上から眺める僕。 
嫁は「エィッ!」と一気にごぼう抜き!振り返りざまに
護岸の上にいた僕の方に魚を飛ばして来ました。
なんとか無事に護岸の上で魚をキャッチしました!
釣った魚はこの時期では良型の20cm強のヤマメでした。

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↑激流の中より抜き上げたヤマメです。
     

その後もポツポツとチビッ子ヤマメ〜16cmヤマメを追加。
約2時間釣った所でさらに風が強くなってきました。
「こらアカン。竿が折れてしまうわ。」と嫁。
提灯仕掛けですら狙ったポイントに入らない程の強風!
「じゃあ、渓筋に避難しますか!」とクルマへ戻りました。
クルマで約30分移動して別河川の渓筋へやって来ました。
ここは川幅10m程度の小さな川ですが、
こちらも雪解け水&笹濁りで半端ない増水でした。

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↑こちらもやっぱり護岸上からの釣りですね。
     

こちらの渓筋の川は上空のブッシュが凄いので仕掛け変更。
先程使っていた3mの提灯仕掛けをさらに1mカットして
8.5m竿に2mの超提灯仕掛けにしました。
竿をポイントの真上までスルスルと伸ばしてエサを入れる
ポイント直撃釣法です。オモリを大きくして一切流さない。
魚にエサを食ってもらうまで待って、向こうアワセで
魚が掛ると竿をスルスルとタタむ。という守備的な釣り。
源流域での岩魚釣りで多用する釣法です。
これが、うまくハマりました!
サイズは出ませんが16cm前後のヤマメが連発!
「エッ!連発?さっき他の釣人いたよね?」と嫁。
「あの人5m位の竿やったから釣りきれてないんやろ。」と僕。
各ポイントでポンポンと釣れて来ました。

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↑チビッ子はリリースです。チビアマゴですが綺麗ですね。
     

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↑この位の16cm前後のヤマメが連発です。。
     

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↑これは18cmのヤマメです。ちょっとサビていますね。
     

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↑こいつも16cmアマゴ君。リリースですね。
     

渓筋区間を50m程ポイント打ちした所でタイムアップ。
時計は12時です。川から嫁の実家までは1時間の距離。
早々に道具を片付けて嫁の実家へ向かいました。
嫁の実家の用事にはしっかりと間に合いました。
本日は暴風・激流・低水温の劣悪状況で「ッ抜け」出来たので
満足のいく釣りになりました。サイズは小さいですが、
これは時期的なものでしょう。もう少し暖かくなると、
良型達も岩の隙間から出てきてくれるでしょう。
今日のような状況下で「ッ抜け」となると…。
盛期になると良型乱舞となりそうな予感。(笑)

次回もガンバリマス!

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