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2022年2月12日(土)
記:ヤマチャン猿

渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・トリさん猿
天気:晴れ 気温:10 度 水温:2度

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祝!2022年度解禁&開幕戦です。
出来る限りのコロナ対策をしつつの釣行です。
初釣行日にユキシロアマゴに会えました。

今季も始まりました。渓流釣り2022年度。
オリンピックBEIJING 2022をまねるとKEIRYU 2022(笑)
オリンピック選手の様に、記録と記憶に残る様な釣りに励みます。
今季の開幕戦はヤマチャン・トリさんの師弟コンビでの釣行です。
渓猿会のホーム河川はかなりの降雪量だと情報入手済みなので、
「早朝に入渓しても釣果が上がる訳でもなかろう。」と
普段より遅めの6:15に出発!コロナ対策でクルマは一列目、
二列目に分乗、マスク着用、1時間毎に車内除菌スプレー散布。
車内エアコンのプラズマクラスターはMAX稼働。出来る限りの
対策をして、現地に向かいます。現地の鑑札販売所着は9:00。
鑑札販売所の婆ちゃんは「川は雪が多いよ。気をつけてね。」
「そやね〜。近年ない位に積雪しとるね。」と挨拶を交わして、
身支度を整え川神・山神様に「今年もよろしくお願いします。」
と手を合わせてから入渓します。入渓時間は9:30でした。

写真
↑鑑札販売所付近、駐車地点。(今年は雪が多いです。)
     

駐車地点より上流にトリさん、下流に僕(ヤマチャン)と別れて入渓。
トリさんは上流の堰堤、僕は下流の小堰堤を狙います。
小堰堤に入る斜面の雪面には足跡が点々と付いています。
「この小さな場所で先行者ありではキツいな」と思いましたが
とりあえず竿を出します。やはり反応は皆無…。早々に見切り、
上流のトリさんと合流。「あかん反応ないで。」とトリさん。
2ヶ所目へ向かいます。2ヶ所目は護岸積雪の為、入渓断念。
3ヶ所目。国道沿いに車を止め、取水施設の脇から入渓。
ここにも先行者の足跡が沢山ついています。
今日は三連休の中日。三連休初日に結構な釣人が入った様子。
約1時間ほど釣りましたが、やはり魚信はありません。
ならば山中の渓筋を狙うか!と漁協管内最上流の集落へ移動。
集落内を流れる小さな渓川に入りました。

写真
↑集落内の小規模河川です。
     

駐車地点より上流が僕(ヤマチャン)下流はトリさん。
道路沿いの護岸は除雪の雪が約1mほど積み上げられています。
集落のおじさん達が「雪多いぞ!川に落ちん様にせ〜よ!」
「雪多いっすね〜。気をつけますわ。」とトリさん。
おじさんとトリさんが談笑中に先に入渓する僕(ヤマチャン)(笑)
最初は護岸に積み上げられた雪の上に座り込み、直下の淵を狙うと
小さな当たり。ピッと合わすと人差し指程度のチビイワナが
ついています。「ちっちゃなイワナやな。」と思った途端に
空中でオートリリースです。でも今季初当たり!心が躍ります。
「釣れる感じがしてきたゾ!」と気合を入れ直します。
護岸から川に降りれる場所を見つけ、チャラ瀬の石裏を
狙うと明確な魚信!すかさず手首を返してタモでキャッチ!
この時期にしてはサビの少ない美人アマゴが釣れました!

写真
↑ユキシロアマゴ!うれしい今季の初渓魚!
     

その後も川幅の狭〜い集落内の渓筋を釣っていきます。
ここは釣人が入っていなかった様でポツポツと魚が釣れてきます。
しかし、釣れてくるのはチビイワナ達(人差し指サイズチビ達。)
リリース前に写真に収めたかったのですが、触ってしまうと
逝ってしまいそうな程、小さく細〜い魚達。
触らない様にフォーセップで針を摘まみ足元にそっとリリース。
チビイワナ達は元気に流れへと帰っていきました。

写真
↑上のアマゴは写真中央の岩の裏で釣れました。
     

川幅が狭く、上空の木枝もかなり張りだしているので提灯仕掛けで
釣りを続けていきます。水温計で水温を測ると2度…。
濁りは入っていませんがユキシロがかなり入っている様で、
ウエーダー越しでも足先が冷たいし、日陰はめっちゃ寒い。
「こんなに寒いのに釣りするアホはおるんかね。」(自笑)
それでも、釣りを止めないのが悲しい渓猿(釣人)の性です。
この頑張りに川神・山神様は答えてくれます。
しばらく、つり上がったチャラ瀬のよどみで目印が振れます。
と同時に魚が走ります。「おっ、ちょっとよいサイズか?」
上空の枝に気をつけながら、慎重に寄せてタモで掬いました。
この時期にしては良いサイズのアマゴをGETです。

写真
↑18cm程度のアマゴ。ちょっと朱点が多目の個体。
     

その後もチビをポツポツ、1時間半ほど釣ってクルマに戻ります。
ちょうど、トリさんもクルマに戻ってきたところでした。
「どう?釣れたか?」と僕。「あかん、魚も見えん。」とトリ。
ルアーマンのトリさん。この状況では厳しいかもしれません。
「新兵器のミミズルアーをボトムに落としたら反応はあったで。」
「マジで!ほら、それ釣れそうな感じするって言ったやん。」
先日、二人で釣具店に行った時に見つけた面白ルアーです。
時間は13:10。昼食をとることにしました。

写真
↑ミミズルアー!ネットで話題になってる様です。
     

昼食後、時計を見ると14:00です。
「あと、2ヶ所くらいかなぁ。どこに入るべきか。」と思案。
なるべく叩かれていなさそうな場所を選定しました。
昼食前の集落から3kmほど下った開けた場所に入渓しました。

写真
↑チャラ瀬区間。この時期ではちょっと厳しい場所。
     

ここはチャラ瀬が続く区間。春先のフライには良場所ですが、
この時期のルアー&餌釣りには、ちょっと厳しいであろう
平たい渓相が続く区間です。ダメ元で石裏や少し深みのある
流れを中心に餌とルアーで交互に打っていきます。
30分ほど頑張りましたが、20cm弱の魚影を1尾確認できただけ。
その1尾も餌を見に来てUターン。その後は姿を消しました。
この時点でトリさんはまだボウズ…。
なんとかせねばなるまい!と普段は行かない一発勝負の場所へ
本日最後の移動です。

   

写真
↑本日最後の場所です。
     

この場所は、法面が急なので、あまり入りたくない場所。
でも今日の積雪で逆に法面が降りやすくなっていました。
道路橋の下の薄暗い場所で、3段の落ち込みがある場所。
ルアーで攻めれる様な場所ではないので、僕の竿をトリさんに
渡します。3段の落ち込みの流勢が思いのほか強いので、
オモリは3B、ハリスは0.15から0.25までアップ。
多少強引に抜いても切れない仕掛けで、いざ勝負です!
落ち込み反転流に仕掛けを入れ、なじんだと同時に目印が振れます。
「当たってる!」と僕。「来た!来てる!」とトリ。
「念のため少し送り込んで…。」と僕。ビッと合わせるトリ。
バッチリ乗りました。引きの感じからはチビではない様子。
釣れたのは18cm程度のアマゴ!これで、2人共々ボウズ回避です。
トリさんも初釣行日に初渓魚を無事GETです。

写真
↑トリさんGETのアマゴです。
     

トリさんがこのアマゴを釣ったところで本日は納竿です。
納竿時間は15:30。大阪への帰路につきました。
本日は18cm前後のアマゴ3尾とチビイワナ10尾ほどの
貧釣果でしたが、解禁直後の三連休の中日と考えると
まあ、「良し」とします。今年のホーム河川はかなりの
積雪で、本格化するのはやはり3月中下旬頃かなって
感じですね。コロナ対策をしつつ昨季よりは渓に通いたい
と思っています。(祈・コロナ収束ですね。)
渓猿会HP読者の皆さん今年もよろしくお願いいたします。
次回もカンバリます! ライン