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2020月4月2日(土)
記:ヤマチャン猿

渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁
天気:曇り時々晴れ 気温:7度 水温:6度

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他の渓猿達と都合が合わずヤマチャン夫婦での釣行です。
「寒の戻り」もあり、想定外の低気温・低水温。
数は出ませんでしたが、良い魚に合えました。

4月に入りました。「4月」と聞くと「春本番」。
「春本番」となると「渓流釣り本番」です。
三段論法により「渓流釣り本番」は「釣行確定」です。
渓猿達に土曜日釣行するよ!とLINE。でも皆、仕事や
お花見で釣行不可とつれない返事…。
それじゃあとヤマチャン夫妻で渓に出撃してきました。
出撃3日前からネットで川の水位計とにらめっこ。
今年は2つの漁協鑑札を購入しているので渓の選択に悩みます。
金曜日時点でメインホーム河川は平常水位+5cm。
「よし!メインホームへ行こう!」と嫁と決定。
大阪自宅を5:45出発。道中、嫁の実家に寄り道をして、
現地到着は9:30。橋の上から川を覗き込むとかなり増水。
「なんか水多いぞ?さては昨晩かなり雨が降ったんやな!」
でも、せっかく来たので少し釣ってみる事にしました。

写真
↑駐車地点の橋の上から…。平水より+15cmくらい。
     

嫁と河原に降り立ち、仕掛けを結んで早速、釣り開始!
やはり、かなり増水しています。でも護岸沿いは
歩けそうなので、なんとかなりそうです…。
水はクリアですが水勢が見かけよりかなりキツイ。
嫁も僕もオモリを3Bまで重くし、岩裏などを狙います。
アタリは来ますが、チビばかり…。水勢がキツいので、
逆にポイントが絞りやすく、どんどん釣り上がります。
ところが釣っている間にも、更に水位が上がり徐々に
足が取られる様な状態になってきました。
「これは危ない!撤収や!流される!」と入渓地点より
100m弱のところで緊急退渓。結局、メイン河川ではボウズです。

写真
↑増水から激流になったメイン河川。
     

「これは困ったな。何処にいこうか?」と嫁と相談。
思い切って2つ目の漁協管内まで移動する事にしました。
2つ目の漁協管内までは約50km程、離れています。
高速もあるのですが料金を調べると1300円。(高い!)
「田舎の国道、のんびり行くか。(笑)」と移動開始。
移動しながら、朝ご飯の残りのコンビニのミニあんパン
を囓りながら、昼食抜きでの移動です。
移動の道中にある漁協権設定のない(漁協がない)
渓で約20分程、竿を出しましたがアタリは無し。
(昔はヤマメが釣れたんですが、魚影は確認出来ず…。)
ウロウロしながらも、2つ目の漁協河川到着は13:00。
こちらの河川は先程とは逆に減水のチャラ瀬模様。
目下のところ、2人ともボウズ。これはではイカン!
と気合いを入れ直し、早速、入渓します。

写真
↑減水模様のチャラ瀬です。
     

しかし減水とはいえ、こちらの漁協管内では実績のある河川。
期待は高まります。魚を掛ける確率を上げるべく、
道糸0.2号。ハリス0.125号。オモリ3号に仕掛け変更。
チャラ瀬仕様に仕掛けを張り替えて釣り開始です。
暫く釣り上がり、流心にある大岩から流れ出しの
緩流箇所でピクッと小さなアタリがでました。
現在ボウズの為、早合わせせずに少し待ってから
手首を返します。ようやく釣れました!
チビヤマメ(15cm。)ですが、これでボウズは回避。
うれしい1尾です。

写真
↑ボウズ回避のチビヤマメ君。
     

チビヤマメ君が弱る前に写真撮影し素早くリリース。
再度、同じ緩流帯の底をゆっくりとドリフト。
すると、今度は明確なアタリが手元に伝わります。
ピッと合わすとよく引いてくれます。「これは良さげ。」
と思い、抜かずに足下まで寄せてタモで掬いました。
この時期にしては肉付きの良いヤマメでした。
こいつはヤマチャン家、今季初の塩焼きに決定です。

写真
↑18cm位のポッテリヤマメ。
     

これを見ていた嫁。「魚おるやん。私もガンバル!」と
ここから先は嫁先行で釣り上がって行きます。
少し釣り上がった、瀬の岩裏で嫁にアタリ!
でも、食い込みが浅い様で針に乗りません。
「ウ〜ン。かなり待ってアワせても乗らないやん。」
「魚がチビなんやろ、それとまだ水温低いしな。」
さらに釣り上がります。この区間、唯一の堰堤に到着。
嫁はこの堰堤プールに狙いを定めます。

写真
↑この区間の最終地点(2段堰堤)。
     

堰堤プールが大きいので2人で竿を出します。
僕は15分程、竿を出しましたが反応がないので、
この場所を早々に諦めて、護岸に上がれる場所
に向かって歩き出している僕の背中に嫁の声が
掛かります「お〜い!ようやく釣れたよ!」
嫁の方を振り向くと、遠目にも良さげな魚です。
カメラを持っているのは僕なので嫁の元へ戻ります。
魚を確認すると、よく肥えた良いヤマメでした。
塩焼き2号に確定&嫁もボウズ回避です。

写真
↑ヤマメ18cm。塩焼き2号。よく肥えています。
     

写真
↑上のヤマメを別アングルで。
     

その後もエサ・タナを変えて堰堤プールを攻める嫁。
徹底的に、この堰堤プールを叩く様です。
僕は護岸の上からお茶&タバコ休憩で見学。
すると、またまた「来ましたよん!」と嫁。
釣れてきたのはオレンジ色の綺麗なヤマメでした。

写真
↑オレンジ色の濃い綺麗な個体。
     

まだまだ、同箇所を攻め続ける嫁。
約15分後、またまた竿が曲がりました。
慎重にやり取りする嫁。少し大きな魚の様です。
時間をかけて、足下まで寄せて無事キャッチ。
キャッチしたのは20cm程度の良型アマゴ。
塩焼き3号確定です。

写真
↑これは良型ですね。イカツイ顔してます。
     

この良型を釣って嫁は満足した様子。
竿をたたんで護岸に上がってきました。
「どうよ!良型とったし、もう帰ろか!」と嫁。
「あかん!この上をもうちょっと釣るで!」と僕。
この堰堤より上は急に渓相が源流相に変わります。
「じゃあ。私は見学しとくわ。」と嫁。
堰堤を越えて少し釣り上がった大岩からの流れ出しで
ガツン!とアタリがきました。明らかに良型のアタリ。
仕掛けがチャラ瀬、細仕様のままなので、丁寧に寄せて
タモ入れ成功!本日最長寸のヤマメGETです。

写真
↑本日の最長寸ヤマメ。
     

写真
↑体色・体格ともに申し分無しのヤマメ。
     

このヤマメを釣って僕も大満足です。
「よし!ここはこれで撤収しよう。」
「ここは撤収って何?まだ場所移動するの?」
「帰り道にちょっと確認したい渓があるねん。」
前にも書きましたが、何せこの漁協管内は20数本の
河川・渓を保有しているので、次回釣行の下見です。
時間はPM15:45。帰り道に源流域の渓へ向かいます。
本日最終地点に到着したのはPM16:30でした。
小さな渓筋ですが、なかなか良い感じの渓です。

写真
↑いい感じ。THE渓流・源流の渓相。
     

「ええ感じの渓やね。雰囲気あるわ。」と嫁。
「ちょっとだけ、竿だしてみるか?」と僕。
嫁は「了解!」と仕掛けを源流用提灯仕掛けに変更。
少し釣ってみましたが小っさいアタリが一度だけ…。
その上に先行者も発見!さすがに、この小さな渓筋で
先行者の後追いでは無理なので、納竿としました。
納竿時間はPM17:30。本日は移動メインの釣りでした。
巡った河川・渓は合計4本。(疲れた…。)
でも、僕・嫁ともに良型GETで満足のいく釣りでした。
想定外の朝一のホーム河川大増水や「寒の戻り」の
気温低下がなければ、数も出たとは思いますが、
気まぐれな自然には勝てませんね。それも含めて、
楽しむ事がこの釣りの醍醐味なので…。(笑)

次回もガンバリマス!

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2022年4月9日(土)
記:ヤマチャン猿

渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁・ITOちゃん猿
天気:晴れ 気温:23度 水温:12度

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今回はヤマチャン夫婦とITOちゃんでの釣行です。
先週に続きホーム河川は想定外の増水…。
数はボチボチ、サイズはチビ多数と良型少々。
ホーム河川の魚達はまだアイドリング状態です。

ヤマチャン夫妻は2週連続釣行。ITOちゃんは今季の開幕戦釣行。
今回は3人での釣行です。実はヤマチャンとITOちゃんの
自宅はクルマで20分程度の距離で同一市内なんですが、
コロナ対策により各自のクルマで現地集合としました。
本日は全国的にお花見日和、帰り道は大混雑すると予想。
なので、帰り道は全線高速を利用し帰宅するべく、
行き道は全線一般道で現地へ向かい節約です(笑)。
AM5:30に自宅を出発して現地到着はAM8:45。
ITOちゃんとホーム河川の駐車地点で合流しました。
3人で準備をして早速入渓です。橋の上から川を覗くと
先週ほどでは無いですが増水しています。
「なんで?ネットの水位では平水より20cm下がりやのに。」
先週もネット水位よりも現地はかなり増水していました。
どうも今年は県が設置している水位計の調子が良くない様です。
でも遡行出来ない程では無く、3人で距離をとり各々入渓です。

写真
↑平水より+10〜15cmくらい増水。
     

ITOちゃんは下流・僕は中流・嫁は上流に別れてスタート。
河原に降りると、やはり水勢もキツメの状態なので、
0.25水中糸、0.2ハリス、少し大きめの3Bのオモリで
仕掛けを結び、瀬脇を中心に釣っていく事にしました。
3〜4投目の瀬脇の石裏でアタリが出ます。
アタリが小さいので小さめにチョンと軽く合わせます。
空中を飛んでくるチビをタモでキャッチ。
チビですが本日の1尾目&今季ホームメイン河川の1尾目です。

写真
↑本日&今季ホーム河川の初物!(チビですが…。)
     

先週のホームメイン河川は遡行も出来ない激流でボウズ。
2月にトリさんと同漁協管内には来ましたが、渓筋に
入り、このホームメイン河川では釣らなかったので、
この、おチビちゃんがメイン河川での今季の第1号。
「幸先いいそ。今日は爆釣かも!ムフフ…。」と
思いながら、釣り上がって行きます。
3Bのオモリでも水勢の影響でなかなか上手く流せません。
それでも、1尾目と同サイズのチビヤマメ・チビアマゴが
瀬脇でポツポツ釣れてきます。(12cm〜15cmのチビ)
「なかなか、サイズが上がらん!良型は何処や?」
ちょっと釣り上がると、水深15cm程のチャラ瀬を発見!
平水時は足首水深の超チャラ瀬の箇所が増水により、
いい感じの瀬となって、良型が居そうなオーラを感じます。
ドリフトで4〜5回流すとガツン!とひったくる様なアタリ!
「よし!やっぱり、ここにおったか!」引きを楽しみながら
丁寧に寄せて無事GET、元気一杯の綺麗なアマゴでした。

写真
↑いい魚です。よく引いてくれました。
     

その後はチビ達と遊びながら釣り上がって行きます。
上流に入渓していた嫁に追いつきました。
「どうよ!釣れとるか?」と僕(ヤマチャン)。
「あかんよ!アタリがないもの。」と嫁。
「なんでやろ?仕掛けがあかんのかも…。」
嫁の仕掛けを見ると増水仕様の0.4号太め仕掛け。
「ちょっと、ハリスだけでも変えてみるか?」と
ハリスを僕と同じ0.2号のフロロカーボンに変更。
水中糸0.4号、ハリス0.2号、オモリ3Bとしました。
ここからは、2人で一緒に釣り上がって行きます。
少し釣り上がり、この区間で最後の堰堤に到着。
ここは実績のある良場所です。嫁は流れだし底付近に
狙いを定め、暫くすると「あっ!当たってる。」と
竿を上げますが寄せてくる途中で針ハズレ…。
「えっ〜。なんでよ!外れた。」と嫁。
魚の喰いが浅いのと水勢がキツいので外れた様です。
少し場所をずらした所で再度アタリ!
今度はしっかりとタモでキャッチ。
本日嫁の1尾目は15cmくらいのチビアマゴでした。

写真
↑本日嫁の1尾目。チビアマゴ君。
     

僕はここでちょっと休憩。岸際の岩に座り込み、
お茶を飲みながら嫁の釣りを見学。
暫くすると嫁の愛竿「極抜」が綺麗に曲がります。
「きたよ!ちょっと良いかも。」慎重に寄せてタモ入れ成功!
釣れたのは体長はあまり無いもののグラマラスなアマゴでした。

写真
↑嫁GETのアマゴ。美人アマゴですね。
     

良い魚を嫁に釣られ休憩している場合では無いので、
竿を持ち、嫁が釣っている場所の向こう岸を狙います。
上空に木枝が張り出している釣り辛い箇所。
仕掛けを提灯仕掛けに変え、ゆっくりと反転流に乗せます。
暫くすると、ビンッ!と仕掛けが底に引き込まれます。
上空の小枝を避ける為、多少強引に引きずり出します。
提灯仕掛けなので、素早く竿を短く縮めて寄せました。
釣れたのはとんがり顔の良型アマゴです。

写真
↑いい顔してます。男前アマゴです。
     

ここで、ITOちゃんからトランシーバーに着信。
「流れが強くてDRYFRYが効かないので川を移動します。」
「OK!先に行っといて!後から追いかけるよ。」
ITOちゃんは先にクルマで別河川へ移動。
僕たちはその後も少し粘りましたが、後はチビばかり
だったのでITOちゃんを追いかけて場所移動です。
クルマへ戻る途中、川岸ではサクラが満開。春ですな〜。

写真
↑おチビちゃん。写真撮影後は素早くリリースです。
     

写真
↑サクラを眺めつつ車へ戻るヤマチャン。
     

ITOちゃんを追いかけ約20分ほど車で移動です。
川につきITOちゃんの車を発見しましたが、
ITOちゃんが見当たらないのでトランシーバーで
「何処におるの?」「駐車地点から500m下流です。」
「了解!」と嫁と2人でITOちゃんを捜索。
下流の橋の上から川を覗き込むとITOちゃん発見!
「お〜い!釣れてるか?」「ダメです。魚居ませんよ。」
「じゃあ、移動するか。」と本日の3箇所目へ移動です。

写真
↑2箇所目でガンバルITOちゃん。
     

3箇所目…。不発。生命反応なし…。
時間は15:15。ラスト1箇所は渓筋へ向かいます。
本日、ITOちゃんはボウズ。ラストチャンスに掛けます。
ITOちゃんは上流の集落内へ、僕と嫁は下流の堰堤へ
2班に別れての釣りです。下流堰堤で30分、釣りましたが
アタリなし。竿をたたみ、ITOちゃんの所へ向かいます。
上流では、ITOちゃんが頑張ってロッドを振っています。
僕と嫁は先に着替えをすませITOちゃんを待ちます。

写真
↑本日最終地点でガンバルITOちゃん。
     

約15分後、ITOちゃんが川から上がって来ました。
「やりましたよ!ボウズ回避ですわ。」
「やったね。ええ魚釣れたか?写真とった?」
「大きく無いですけど2尾。イワナとヤマメ。」
「この短区間・短時間で2種2尾ならええやん。」
「ですね。開幕戦でボウズ回避出来てよかったです。」
時間はPM16:30。これにて本日は納竿としました。

写真
↑ITOちゃんGETのイワナ。
     

写真
↑こっちはITOちゃんGETのヤマメ。
     

本日は気温・水温も高く数・型も良釣果を期待していましたが
いまひとつでした。数は出てもチビっ子が多いので、
良型はまだ本格活動せずアイドリング状態の様です。
今年のホーム河川の本格化はGW前になりそうです…。

帰り道をナビでセットすると渋滞情報の赤線だらけ。
予想どおりの大渋滞。帰りは全線高速です。
行き道は早朝ガラガラの一般道で3時間15分。
帰りは走行距離が伸びても高速で2時間30分。
往路復路の高速料金節約作戦は大成功!
次回からはこのパターンで節約釣行します(笑)。
コロナ対策でメンバー同乗をなるべく避けており、
交通費の割り勘が出来ないので釣行費の削減対策です。
いろいろな方策をとりながら今期は釣行回数を伸ばします。

次回もガンバリマス!

写真
↑2箇所目の護岸にスイセンが咲いてました。
     

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