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2013年5月1日(水)
記:ヤマチャン会長
福井県ホーム河川
釣 猿 : ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁
天気:晴れ時々曇り 気温:18度 水温:10度

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嫁の実家への帰省に合わせた恒例の釣行です。
ポカポカ陽気の中、のんびりと渓流釣り。
たくさんの美しい渓魚達が顔を見せてくれました。

待ちに待ったGWがやって来ました。
毎年、GWは嫁の実家へ帰省=渓流釣りが
僕(ヤマチャン)と嫁のいつものパターンです。
僕の持っている年券は福井2漁協・滋賀1漁協です。
どの漁協の管轄河川も嫁の実家からは30〜40分。
渓流師である僕にとっては嫁の実家はとっても
恵まれた場所(立地)にあります。しかも福井ホーム河川
の漁協管内には姪っ子達の家もあります。(最高〜!)

今回の釣行は嫁の実家からの出発です。
「さて、今日は何処の河川へ行こうか?」と僕。
「前回(4/12)好釣果だった福井ホーム河川はどう?」と嫁。
という事で、福井ホーム河川へ向かいます。現地到着はAM9:00。
いつもながらのスロースターターの僕達です。

写真
↑入渓点はこんな感じです。頑張るヤマチャン猿。

入渓点は前回好釣果だった所から、釣り上がる事にしました。
入渓後、まずは僕(ヤマチャン)が竿を出します。
瀬脇や岩裏に竿を入れていきますが、無反応です。
「そういえば前回もトロ場や岩裏はダメやったな…。」と
狙いを瀬芯に絞ります。仕掛けもチャラ瀬仕様に変更。
天糸0.8号、水中糸0.2号、ハリス0.15号、オモリは5号です。
針は最近お気に入りの「がまかつ ナノアマゴ」(今年の新作)
この針はカカリが良く、瀬釣りでもスッポ抜けの少ない良い針です。
個人的には現時点では、数あるメーカーの針や種類の中でも
この針の出来は最高クラスだと思います。
チャラ瀬仕掛けに変更後、瀬芯を中心に攻めていきます。
すると、足首程度のチャラ瀬で目印がスッと止まります。
チョンと合わせると、以外にも良い引き!瀬を突っ走ります!
抜けないサイズでも無いので、エィッと抜いてタモでキャッチ!
釣れたのは綺麗な別嬪アマゴでした。

写真
↑元気一杯の別嬪アマゴです。よく肥えています。

「魚は瀬に出てるんだね。面白い釣りになりそうダネ!」と嫁。
嫁も竿を持ち、チャラ瀬をユックリとドリフトで流して行きます。
数ヶ所・数投目のチャラ瀬で目印が微妙に上流側へ振れました。
ピッと合わす嫁。バッチリと針に乗りました。
愛竿の極抜61が綺麗な円弧を描き、魚は下流へ疾走します。
「これは良型!いい感じ!」と魚をイナシながら嫁が言っています。
「細仕掛けだから、少し泳がせてから寄せて!」と僕。
嫁はしばらく、魚とのやり取りを楽しんだ後、無事タモに納めました。
釣れたのは、パーマークも美しいパワフルな良型アマゴでした。

写真
↑嫁GETの良型(25cm)。美しくかつ逞しいアマゴ。

その後も、僕と嫁とでチャラ瀬を交互に釣り上がっていきます。
途中で、落ち込み・トロ場にも竿を入れて見ますが
流れの緩い箇所ではアブラハヤとウグイしか釣れてません。
どうやら、アマゴ達は「落ち込み・トロ場のエサは危険!」と
学習している様です。(かなりスレてるみたいです。)
偏光グラスで渓魚がエサを捕食する所を確認できましたが、
渓魚はトロ場に定位はしているのですが、流したエサが
トロ場を抜けてチャラ瀬まで流れ出した後に、エサを追いかけ、
一旦下流に下り、上流へ反転してから食っています。
また、エサを咥えてもすぐ離してしまうので、アタリも超微少です。
この小さなアタリを逃さずに、一発電撃合わせじゃないと
2回目はもうエサを追って来てはくれません。(食ってくれない。)
すごくシビアな釣りですが腕を磨くには最高!かつ面白い!
この難しさこそ、「これぞ渓魚!これぞ渓流釣り!」です。
一発電撃合わせの「針のらず」を多々繰り返しながらも
ポンポンと渓魚達(ヤマメ・アマゴ)は顔を見せてくれます。

写真
↑このアマゴも美しい〜。天然育ちですね。
     

写真
↑これはヤマメです。美しい魚体です。

一通り、里川域を釣った所で、少し上流にある渓流域を釣る事
にします。(といっても里川エリアから200m程の距離です。)
この区間の渓流域は薮沢の様相を呈しています。
必然的に仕掛けをチョウチン仕様へと変更です。
極抜(6.1m)に水中糸2mにハリスを50cmとしました。
まずは、嫁が落ち込みに大オモリ(3B)で仕掛けを底イッパイ
に沈めます。すると、目印がツツンと引き込まれます。
釣れたのは、これも綺麗なアマゴでした。

写真
渓流域はこんな感じです。この落ち込みでHITしました。
         

写真
上記箇所でHITしたアマゴです。(朱点の少ないタイプ)
         

写真
この流れ出し&淵も雰囲気あります。        

写真
上記写真の箇所から出たヤマメ。(底ではなく表層付近で釣れました)

この渓流域区間で10数尾を追加&リリースしました。
渓流域区間(約500m)を抜けると、再び川幅が広がり
里川渓相へと戻ります。(上・中流域の渓相です。)
時間はPM17:00。「そろそろ納竿ダネ!車とってくるよ!」と嫁。
嫁は入渓地点に止めてある愛車を取りに行ってくれました。
嫁が愛車で迎えに来るまでの間、僕は釣りを続けます。
仕掛けを再び瀬釣り仕様に戻して、いかにも魚が潜んで
いそうなブッシュ下へエサを流すと…。ガツン!と強いアタリ!
「これは、いいサイズや!」まずはブッシュに仕掛けが
絡まない様、少し強引に魚を引きずり出します。
その後は魚のサイズを考え、少し慎重に魚をイナシて
強い引きを楽しんだ後、足元まで寄せ、タモですくい上げました。

写真
嫁の釣った良型には少し及ばず…。でも納得のアマゴ(24cm)

その後、3尾程追加&リリース。した所で嫁が車で到着!
先程釣った、良型アマゴを見せると…。
「いいアマゴ!でも私の釣った方が少し大きいんとちゃう?」
「そやな、採寸したら1cm程負けとるな…。」
「じゃあ、今日の最長寸はワ・タ・シ!」とご機嫌です。
少し悔しいですが、事実なので何とも言い返せず、
「数なら俺の方が釣ってるゾ!」と負け惜しみの僕。
釣果としては、僕と嫁で合わせて25〜30尾!
型の方も揃って18〜25cm!(内キープは9尾) 
本日は数・型ともに揃った良い釣りが出来ました。 
   
しかし、いつもながら、ここの渓魚達はとても美しい。
ここの漁協は稚魚放流しか行わないので、天然魚と
なんら遜色のない美しい個体ばかりです。
純天然のヤマメ・アマゴ・イワナも自然繁殖しています。
他所の漁業組合(特に近畿エリア)も成魚放流なんてせず
地産固有種の「稚魚や発眼卵」を育んで欲しいものです。
いつまでも、こんな美しい渓魚達と出会っていければいいな〜。

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2013年5月11日(土)
記:ITOチャン猿
滋賀県 ホーム河川
釣 猿 :ITOチャン猿
天気:雨 のち 曇り 気温:15度 水温:12度

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週間天気予報から雨が早まり、午後から回復の予報。
雨上がりを狙って急遽釣行を決定。
予想外もありましたが、楽しい釣りになりました。

この週末は、土曜も日曜も雨だと思って、釣りはあきらめて
いました。週間天気予報でずっと雨の予報だったので、
前日には確認もしませんでした。
ところが、土曜日の朝、何気に天気予報を見てみると、
雨は昼過ぎで止むとのこと。金曜日も雨だったので、
「川は水が増えて、えぇ感じになってるやろな〜」
なんて考えいると釣りに行きたくなって、急遽準備をして
出発しました。12時ちょうどに現地に到着。山には
低い雲が垂れ込め、雨がしっかり降っています。
「ホンマに止むんかいな?」川を覗いて水位を確認して
みると、水が増えているどころか、減水しています。
「今日来たのは失敗やったかな。」雨の中で釣りを
するほどのパワーはないので、昼寝して待つことに。
田んぼのカエルの大合唱を聞きながら、寝て待つこと
2時間半、14:30に雨が止み、ようやく釣り開始です。

写真
↑雨にもかかわらず減水の川

釣り場は、今年水温がなかなか上がらず、釣果が出ていない川を
選びました。「釣果が伸びていない分、魚は多く残っていて、
人は少ないだろう」ぐらいの判断です。
そろそろ、早瀬から元気な魚が飛び出してくるような状況に
なっていてほしいものです。
天気のせいもあってか、他のつり人の姿は見えず、
お気に入りの場所から入渓。今日の水温は12℃。
水温はまずまずです。減水が気になりましたが、
釣り始めてすぐ、緩い流れの芯から1匹目が釣れました。

写真
↑1匹目は小さめのイワナ
              

1匹目は緩い流れからでしたが、「この時期、早い流れにも入っ
ているだろう」と早い流れを狙ってみますが、反応はなし。
緩い流れを流したところで2匹目をゲット。3匹目は落ち込み
脇の流れの無いところに、フライを長時間浮かべてゲット。
やはり今年のこの川は季節の進みが遅いのか、
4月上旬頃の釣りのようです。

写真
↑2匹目はアマゴでした。3匹目も同じサイズのアマゴ。

「早い流れから元気に飛び出してくる魚釣りたいなぁ」
期待を込めて早瀬を狙っても反応はなく、
4匹目も遅い流れからゲット。
「今日は早い流れには魚入ってないなぁ」とあきらめ
ムードで投げた早瀬から「バシャッ」「あ!出た!!」
すかさずロッドを立てて合わせます。「ん?」すっかり
油断して、たるんだラインを回収していなかったので、
ロッドを立てても合わず、慌ててラインを回収しても、
時すでに遅し、魚の重みは感じたものの、針が刺さらず
痛恨のバラシ。「この魚を狙ってたのに〜」
油断は禁物ですね。
気を引き締めて、釣り上がると、いい流速の深瀬から
流れの緩い淵につながるポイントがあり、「今度こそ」と
上流の瀬を眺めていると、淵に浮かべたままにしてあった
フライに「バシャッ」っとアタリ。ウグイかと思ったら
アマゴでした。「変なところで食ったな〜」と淵を覗くと、
魚が溜まっていました。

写真
↑淵に溜まっていたアマゴ

写真
↑手前の淵に溜まっていました

やっぱり今日は流れの緩い所に魚はいるようです。
結局その深瀬での反応はなし。その後も早瀬での反応はなく
17時、落ち込み脇で1匹追加したところで終了としました。

写真
↑最後に釣れたアマゴ

 

結局釣りが出来たのは2時間半。魚の反応も良かったので、
アッという間に終わった感じです。
楽しい時間が過ごせたので、釣りに来て正解でした。
「早瀬の元気な魚」は次回の楽しみしておきます。

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