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2013年6月1日(土)
記:ヤマチャン会長
福井県ホーム河川
釣 猿 : ヤマチャン猿
天気:晴れ 気温:28度 水温:18度

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近畿・北陸地方は梅雨入り!との発表はありましたが、
今週・来週と、しばらく雨は降らない様子…。
それならばと梅雨本番前に福井ホーム河川へ出撃です!

今年は例年よりも早く近畿・北陸地方は梅雨入りしました。
「梅雨入り」と言っても雨はほとんど降っていません。
TVの天気情報では、来週末〜再来週には梅雨が本格化し、
しばらく雨が続くと言う事なので、その前に快晴の下で
釣りをすべく、福井ホーム河川へ単独釣行です。
嫁の実家に前泊し、現地についたのはAM5:30です。
いつもよりも約3時間も早い入渓です。
今日は一人なので気合いを入れて早起きの釣りです。
入渓点は前回、嫁との釣行時に好調だった里川区間にしました。
早速、川へ降りて釣りを開始します。

写真
↑入渓点は大減水のチャラチャラ水量です。

川へ降りてみると、前回釣行時よりも−15cmの大減水。
田植えの為、田んぼに引水される事が原因です。
「あちゃ〜。これはさすがに厳しいか。」と思いながらも
少しでも水深のあるチャラ瀬を狙ってエサを流します。
当然、魚の警戒心もかなり上がっているだろうと思い、
仕掛けのサイズを落とし細仕掛けにしました。
天糸0.8号、水中糸・ハリス0.125号通し、オモリ5号に変更。
仕掛けを6.1m竿で、1m手尻から出し長めにセッティング。
これで仕掛けを流せる範囲が広がります。
かつ、少し遠めのポイントも狙う事が出来ます。
しばらくして小さなアタリ。本日の1尾目はチビヤマメでした。

写真
↑素早くリリース!元気一杯で川に帰っていきました。

その後もチャラ瀬を釣り上がっていきます。
足首程度の水深の箇所でピッと鋭いアタリ!
先程のチビよりは良く引きます!
そうは言っても、それ程の魚でも無いので、
抜いてタモへ納めました。16〜17cm位のヤマメでした。

写真
↑少し小ぶりですが、綺麗な魚です。

魚に気づかれない様に注意しながら遡行して行きますが
時折、黒い影が上流へ向かって走ります。
こんな減水の超チャラ瀬の中にも魚がいる様です。
少し、日が差して眩しくなってきたので、新兵器を取り出します!
先日、釣りサングラス専門店で奮発して購入した偏光グラスです。
最近、高性能と話題の「TALEXレンズ」が使用されている
「ZEAL」というメーカーの「AQUA-08」というサングラス。
レンズカラーはショップ店員がアドバイスしてくれました。
「渓流釣りなら、カラーはトゥールビュースポーツがいいですよ。」
「このカラーなら日陰でも明るく見えますよ。」との事。
さっそく装着!なるほどレンズが明るい割には偏光もバッチリ
効いています。TALEXを使用する釣りプロ達が絶賛する訳も納得!
「これは良い買い物をした!」と、ご機嫌で釣りを続けます。

写真
↑新調した偏光グラス。(使い心地サイコーです!)

少し釣り上がった箇所で流れが絞れて、水深が膝上位の瀬を発見!
「ここには魚が付いてるやろ!」と魚に悟られない様に、
ポイントから距離を取り、岩の陰から仕掛けを振り込みます。
すると一発で、元気一杯の17cm位のアマゴが釣れて来ました。

写真
↑これはアマゴです。サイズは先程のヤマメと同じ位です。

アマゴを足元にリリースしながら、エサをブドウ虫から太虫に変更。
理由は周辺を見渡してもデカイ魚が付ける様な、
水深がある箇所はここ以外には見当たらないので、
少し大きめのエサで、チビを避けデカイ魚に狙いを絞る為です。
エサを太虫に替えて、おなじ個所をひつこく流します。
小さなアタリがコツコツと出ますが、これは無視します。
チビを釣って場荒れするのが嫌なので合わせません。
5〜6投目、瀬尻まで流し終わり、仕掛けを打ち返そうとした時、
下流から黒い物体がエサに突進してきました!
反射的に合わすと、強い引きが手元に伝わってきました。
物体は反転し下流に向かって走ります!
こちらも、細仕掛けを切られまいと下流について走ります!
すると、物体が浅瀬でジャンプ!白い魚体が水面で光りました!
「あっ!アマゴかヤマメやな!良型やぞ!バラされへんぞ!」と
いつもの倍の時間をかけて慎重に取り込みました。
釣れたのは26cmの良型幅広本流ヤマメでした!

写真
納得の一尾!良型の本流ヤマメです。(美しい個体)

「ヨッシャ〜!良型GET!」とHP用の写真を取ってリリース!
川へ帰してやると下流に向かって突っ走っていきました。
気分良く、さらに釣り上がって、18cm前後のヤマメを
17〜18尾程追加&リリースした所で、里川区間を終了しました。
昼食を取って、午後からは上流の渓流域で釣る事にしました。

写真
午後からは渓流域で釣りました。渓相はこんな感じ。

渓流域では里川区間に比べると少しは水量があります。
まずは小さな落ち込みを狙います。
ツツンと小さいアタリが直ぐに来ました。
釣れたのはチビチビヤマメです。
やっぱり、渓流域でもチビヤマメからスタートです。
その後、少し釣り上がった所のトロ瀬で17cm程度の
ヤマメを立て続けに6尾程GET!
やはり、少しでも水深のある所に魚達は付いている様です。

写真
午後1番で釣れたチビです。(ピンボケですね…。)

写真
トロ瀬に溜まっていたのは全てこのサイズでした。

その後も釣り上がりますが、川幅が広がって、
平べったい川相の区間が続きます、水深も足首下…。
さすがに、これでは渓魚のつく場所はありません。
「道路にエスケープしようかな。」と思ったのですが、
渓相が深くて道路に上がる事も出来ません。
仕方なく、川の中をドンドン登っていきます。
所々にある小さな落ち込みに竿を入れますが無反応…。
かなり歩いて、ようやく道路に上がれる所まで来ました。
「もう、今日は納竿ダナ…。」と思い、道路に上がろうとした時、
今、歩いてきた瀬に黒い影が走った様な気がしました。
「うん?魚が走ったか?」と思い、一度たたんだ竿を再び伸ばします。
足首程度のチャラ瀬の護岸際に、エサを流すと一発でガツン!
魚はチャラ瀬の中を背びれを見せながら走り回ります。
手ごたえから良型である事を確信!慎重に寄せてタモに入れました。
釣れたのは25cm強のアマゴでした。

写真
本日2尾目の良型!(これも美しくパワフルな魚でした。)

「うん!これはいい魚!今日はこれで納竿!」と
魚を写真に収めたあと、魚を魚籠に入れ、
少し下流にあった、水深のある所にリリースしました。
魚はスゥ〜と底の方へと潜っていきました。
時間はPM16:00。本日はこれにて納竿。
今日は数・型ともに満足のいく釣りでした。
良型2尾は秋に尺になって帰って来てくれればイイナ〜。

今晩、もう1泊嫁の実家に泊まり、明日(6月2日)は
滋賀ホーム河川で、大阪から来るITOちゃんと合流予定。
明日も頑張ります!

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2013年6月2日(日)
記:ヤマチャン会長
滋賀ホーム河川・福井某河川
釣 猿 : ヤマチャン猿・ITOちゃん猿
天気:曇り 気温:25度 水温:16度

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今回は福井県嶺南方面の河川調査を兼ねた釣行。
なかなか厳しい釣りになりましたが、
純天然アマゴの生息の確認が出来ました。

僕(ヤマチャン)は昨日に続き、2日連続での釣行です。
AM6:30に、現地のコンビニでITOちゃんと合流しました。
本日、最初の入渓地点は、前回、ITOちゃんが単独釣行時に
好調だった、滋賀ホーム河川にしました。
現地到着後、駐車地点からITOちゃんは上流、僕は下流へと
分かれて、早速釣りを開始しました。
僕(ヤマチャン)は、川に沿っている道路を一旦500m程歩いて
下った位置から入渓し、釣り上がっていきます。
川は通常時より約15cm程減水していますが、
なんとか釣りには、なりそうな感じです。

写真
↑ITOちゃんは上流側で釣り開始!(気合い入っとります!)

入渓後、チャラ瀬・トロ場・ボサ下等、魚が付いて居そうな箇所を
くまなく、釣っていきますが反応はまったくナシ…。
「これは予想外やな、生命反応無いヤン。」
水中に魚影を確認する事すら出来ません。
500mを約1時間で釣り上がり、駐車地点まで帰って来ました。
上流域で釣っているITOちゃんを迎えに愛車で移動です。
上流の駐車地点から、川を覗きこむと護岸際にアマゴを発見!
見た感じでは23〜25cmの良型アマゴです。
アマゴは流れてくる水面の泡(虫?)をしきりにつついています。
道路上から太虫を投入しますが、完全に無視されました。
次はブドウ虫(オモリナシ)を水面に浮かせて流してみます。
アマゴは、これには反応しますがエサ直前でUターン!
再び元の位置戻って、また水面の泡をパクついてます!
「じゃこれでどうだ!」毛バリ(DRYFRY)のアイに針を直接通します。

写真
↑ハリスに毛バリを結ばない、手抜きの仕掛けです。

アマゴの上流、約5mからアマゴの上を通過する様に
毛バリを流すと…。「バシャ!」と水面を割って、
アマゴが毛バリに食いつきました!
「やったね!毛バリ作戦成功やん!」
アマゴは結構な引きで水中を走り回ります。
あまり、走られると、手抜き仕掛けの針が抜けそうなので
愛竿(極抜)のパワーで、一気にヒッコ抜きました。
釣れたのは目測通りの23cmのアマゴでした。
魚の体側には糸を巻きつけたキズがあります。
何度か修羅場をくぐり抜けた魚みたいですが、
毛バリ作戦は見破れなかった様です。

写真
↑毛バリでGETのアマゴ君(体側に糸キズがあります。)

ここで、ITOちゃんと合流!「釣果は?」と聞くと、
「生命反応ナシですね、前回とはエライ違いです。」
「じゃあ、場所移動しようか?」
「何処に行きます?」
「福井の河川調査を兼ねた釣りはどうや!」という事で、
早々に滋賀ホーム河川を切りあげ福井ホーム河川へ
向かいます。福井ホーム河川は以前に紹介した様に支流が
約30本もあります。まだまだ未調査河川があるので、
それら支流の調査がしたかったんです。
約1時間の移動で1ヵ所目の調査河川に到着!
林道を上がって、釣ってみたのですがアブラハヤの巣窟↓
この川を見切りをつけて、2ヶ所目の河川へ向かいます。

写真
↑2ヶ所目の河川はこんな感じ(源流模様ですね。)

実は、この2ヵ所目は漁協管轄外の河川です。
川沿いの林道も車が入れない様、閉鎖されています。
下流にある畑の横に車を止めて釣り開始!
駐車地点で畑仕事のオジサンと挨拶を交わします。
オジサン曰く、「先週も上流渓筋には釣人が入っていたよ。」
「えぇ〜、こんな小さな川に人がくるんですか?」
「みんな、よう知っとるんや!岐阜から釣りに来た人もいたわ。」
「岐阜?ここまで来なくても、いい川が沢山あるのに?」
「そやろ!ワシもそう思うわ、変わり者もいるもんや!(笑)」
駐車位置から少し歩き、林道付近から入渓します。
渓相は源流模様!ボサが張り出して、竿は振れません。
仕掛けを提灯仕掛けに変更。ITOちゃんもFRYでチョンチョン釣り。
本来、2人とも、こういう釣りあまり好きではありません。
「まあ、河川調査の為にはどんな釣りもこなさんとな…。」と僕。
「たまには源流釣りでもしますか…。」とITOちゃん。
まずは、僕(ヤマチャン)が先行で釣り上がります。
開始早々、小さな落ち込みからアタリが出ました。
釣れたのは綺麗な天然アマゴでした。

写真
↑綺麗なアマゴです。天然魚の生息が確認出来ました。
     

写真
↑上のアマゴのアップ。いい艶してます。

その後、2人共にポツポツと魚を釣っていきます。
「ほんまに釣人が入ったんかな?結構釣れるゾ!」と僕。
「竿抜けする様な箇所でも無いですけどネ…」とITOちゃん。
途中からはITOちゃん先行で釣り上がり、約2時間半程
釣り上がった所で、巨大な砂防堰堤が現れました。
時間もPM16:30です。「今日はここまでにしようか…。」
「そうですネ、時間的にもそろそろ納竿ですね。」という事で
堰堤下の巨大プールを釣って、本日は納竿としました。
本日、数は出ませんでしたが、純天然魚が生息する渓が
発見出来てヨカッタです。(ウレシイ〜!)
僕(ヤマチャン)・ITOちゃん、共に納得の釣りが出来ました。
次回、この渓に来る時は巨大砂防堰堤の上流を追跡調査
しようと思います。

写真
サイズは出ませんが、渓アマゴらしい個体。(ちょいピンボケ)
     

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こんな魚がポツポツと釣れて来ます。
     

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これは朱点が濃く出た個体ですね。
     

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これはヤマメ。(オジサン情報ではヤマメもアマゴも居るとの事。)
     

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これは朱点多すぎ、朱色は少なめの方は美しいですね。
     

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