釣行記(2014.08)

遅ればせながら、８月の初釣行です。
渓猿４匹、残暑の渓へと出撃してきました。
型は出ませんでしたが、数釣りを楽しめました。

今年の夏は日本各地が台風やゲリラ豪雨に見舞われています。
渓猿会のホーム河川がある福井県も週末毎の荒天続き…。
８月上旬は台風、中旬はゲリラ豪雨と渓へ行く事が出来ず、
ようやく今週末は晴れのち雨との天気予報です。
「午前中だけでも釣りが出来ればイイヤ。」と釣行決定です。

大阪をAM5:00に出発し、ホーム河川へはAM7：30に到着。
河川の状況はいつもより少し増水気味で少し濁りも入ってます。
「水量・濁り共にいい感じですね。」とITOちゃん。
「この様子では今日は爆釣するのと違う？」と僕（ヤマチャン）。
支度を整えて、早速入渓します。

↑少し増水の笹濁り。いい感じです。

ITOちゃんが水温を計測すると水温は高めの19度。
これだけの高水温なので瀬釣り仕様の仕掛けを結びます。
天井糸0.8号・水中糸とハリスは0.125号通しとしました。
まずは瀬芯脇をドリフトします。連発してアタリますが、
すべて、ウグイです。ならばと瀬中芯を狙います。
小さなピクッとしたアタリ！魚は流れに乗って下流へと
走りますが、大きくはなさそうです。クイッと引き抜きます。
タモに収まったのは小ぶりなヤマメでした。

↑本日の１尾目。16cm位の綺麗なヤマメ君。

その後も流れが強めの瀬で、アタリが出ますが、
釣れてくるのは12cm～16ｃｍのチビヤマメばかりです。
釣ってはリリース、釣ってはリリースの繰り返し。
見る見るうちにエサが無くなっていきます。
「この調子じゃ、エサが足りないな…。」と考えていると
下流にいたセッシー・ヨコチャンが上がってきました。
エサをヨコチャンに分けてもらいながら、2人の話しを
聞くと下流でウグイの猛攻をくらった様です。
2人ともまだヤマメの顔を見ていないと言っています。
「瀬を中心に釣れよ、溜りはウグイばかりだよ！」と僕。
「じゃあ、瀬釣りで良い魚釣って下さいよ！」とセッシー。
セッシーのプレッシャーを背中に感じながら、2～3投目。
良いアタリが出ます。流れに乗せて、ヨッ！と抜きました。
釣れたのはまずまずの型のアマゴでした。

↑20cm位のアマゴ。こいつは塩焼き用にキープ！

その後、セッシーと一緒に釣り上りますが、
川幅が狭く水面も立ち位置より2ｍ程下がっていて
ルアー釣りには不向きな区間が続きます。
川の縦断方向にキャストは出来ますが、それをすると
エサ釣りの僕(ヤマチャン）のポイントが潰れてしまうので、
セッシーはお茶を飲みながら、エサ釣りを見学です。
見学ばかりしているセッシーが気の毒なので、
竿を手渡します。「エサ釣りをやってみる？」と僕。
「ハイ！やります！」と元気よく返事するセッシー。
ここぞという瀬に狙いを定めて餌釣りをコーチします。
5～6投目。うまく底波を捉えて瀬芯を流せた途端に
目印が引き込まれます。竿が綺麗な円弧を描きます。
暫く魚とのやり取りの後、釣れたのは24cmのヤマメでした。

↑セッシーがエサ釣りでGET！良型ヤマメ。

一通り、この区間を釣ってITOちゃん、ヨコチャンと合流。
2人共、チビヤマメを数匹釣った様です。
みんなで相談の上、上流域へと場所移動します。
僕(ヤマチャン）とITOちゃんは3km上流へ
セッシー・ヨコチャンは2km上流へと釣り別れます。
場所移動後、釣りを開始しようとした時にヒラヒラと
美しい蝶が足元に舞い降り足元で水を飲んでいます。
あまりの暑さに蝶もクールダウンが必要な様です。

　　↑美しいエメラルドグリーンの羽根。　　　　　　　
ミヤマカラスアゲハ（図鑑で調べました。）

上流域で1時間頑張りましたが、チビがポツポツ釣れる程度。
川原には先行者らしき足跡が多数…。
大した釣果も無く、下流のセッシー・ヨコチャンと合流。
下流も型は出ず、チビしか釣れなかったとの事。
どうやら、朝１番に先行者が入り叩かれたみたいです。
時間はPM12:00。昼食がてら河川移動をする事にしました。

↑上流域で釣ったアマゴ。（これも16cm位）　　　　　　　　

昼食後、河川移動しましたが移動先の河川は先日の
大雨の影響が残っており、水量が多く川通しが
不可能な状態でした。仕方なく午前中の川へ戻り、
朝より1km程、下流から釣り始めましたが、
急に雨が降り始め雷がゴロゴロと鳴り出しました。
全員で橋の下へ避難して、天候回復を待ちます。
約30分後、雨が小雨になったので釣りを再開しますが、
川に濁りが入り水位が急に上がり始めたので、
無理をせず、今日の釣りを終了としました。

↑小雨の中、頑張るセッシー（手前）とITOちゃん（奥）
この後、増水の為、釣り終了としました。

本日、型は出ませんでしたが、数釣りは楽しめました。
残念ながら16cm前後のチビがメインサイズでした。
これで、型が揃えば「爆釣！」となるのですが…。

増水の為、イブニングタイムの釣りも出来ませんでしたが、
各々、それなりに数を釣って満足な釣りとなりました。
季節も良型が期待出来る秋へと突入していきます。
渓流釣りも終盤戦（秋盤戦？）頑張ります！

↑終了間際、ヨコチャンが釣ったアマゴ。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　