釣行記(2014.09)
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記:ヤマチャン会長
岐阜県 蒲田川本流
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁
天気:晴れ 気温:24度 水温:15度

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今年も行って来ました。奥飛騨温泉!
ほとんど旅行記で釣行記は少しだけです。
でも沢山の奥飛騨山女魚と遊ぶ事が出来ました!

9月第1弾の釣行記はヤマチャン家では毎年恒例と
なっている岐阜への温泉・渓流釣りの旅です。
旅行の1日目は観光、2日目は釣り、3日目は観光という
スケジュールも毎年のパターンです。

まずは1日目、奥飛騨に向かう前に大好物の肉桂飴や
アマゴのストラップを買う為、郡上八幡に立ち寄りました。

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↑郡上八幡旧役場です。歴史感に溢れてます。            
     

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↑郡上八幡は食品サンプルの町でもあります。
その技術を生かした、アマゴストラップ2尾購入しました。

郡上八幡からは飛騨せせらぎ街道を通り奥飛騨へ向かいます。
奥飛騨への道中に「民芸ミュージアム匠の館」を発見!
看板には淡水魚の飼育スーペス併設と書いてあります。
これは、見学せねば!と立ち寄りました。
施設は飛騨の古民家が公開されています。そこに隣接して
大きな水槽が設置されており、イトウが悠遊と泳いでいました。
1番長生きしているのは約10年程飼育されているとの事。
胸ヒレや背ヒレに痛みはありますが、さすがの迫力でした。
施設見学後は明日の釣りに備えホテルへ直行して、
ゆっくり温泉を満喫しました。

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↑水槽を泳ぐイトウ。(90cm程度の個体です。)

旅行2日目は、蒲田川での本流釣りです。
昨日は1日中、雨だったので心配していたのですが
朝、起きると北アルプスが一望出来る程の快晴!
AM8:00にホテルを後にして、遊漁券販売所へ向かいます。
販売所で日券を2枚購入し情報収集をします。
「先週、浅井田ダムの下流で尺アマゴが2尾出たよ。」と
お兄さんが漁協管内図に印を付けてくれました。
とりあえず浅井田ダム下流域を目指しますが、
印を付けてもらった所に向かうまでに良さそうな場所が
あったので、車を止めて入川しました。

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↑入川箇所はこんな感じです。(蒲田川本流です。)

早速、嫁と2人で川原へ降りて竿を出します。
流れの緩い箇所から竿を入れますがアタリは出ず…。
徐々に流す筋を手前から流心に向け変えて行きます。
流心付近は流れが強いのでオモリを3Bにチェンジ。
これで、何とか底波を捉えドリフトで攻めていると、
少し下流で釣ってた嫁から「釣れたよ!」との声。
「どれどれ」と竿を一旦、置いてカメラを持って
嫁の所へ歩いていきます。嫁が釣ったのは綺麗なヤマメ!
今回の旅行は、嫁の釣った奥飛騨山女魚からスタートです。 

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↑美しい魚体。本流育ちの筋肉質なヤマメ。

その後も、流心付近でボコボコとヤマメが釣れます。
型は出ませんが、流れに乗るのでよく引いて面白い!
流心以外で、釣れて来るのはすべてウグイでした。
結局、最初の入川箇所付近で約3時間粘って、
嫁と2人でヤマメを20尾超えの釣果でした。
時計を見ると12時だったので、場所移動&昼食とします。

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↑アベレージサイズは18cm前後。どれも綺麗な魚体です。

昼食後、場所移動しましたが、なかなか良い入川点を
見つけられません。(駐車スペースがありません。)
さすがに有名河川だけあって鮎師・渓流師・フライマン・
ルアーマン等、様々な釣り人が多く、車が止めれそうな場所は
満車状態。小1時間ウロウロして、ようやく車が止めれる広場を
見つけ入川しましたが数名の先行者が入った後のようです。
川原には沢山の足跡がありました。とりあえず竿を入れますが、
アタリがありません…。しばらく頑張ってようやく釣ったのが
残念ながらニジマスでした。
毎年、思う事ですが高原川・蒲田川・益田川などの銘川の漁協は
何故かニジマスを放流しています。
国内有数の素晴らしい川に外来魚は必要ないです。
各川古来のヤマメ・イワナを育む事が出来ないんでしょうか?

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↑釣りたくもないニジマス。ニジマスの放流は反対です!

2か所目はアタリも遠く、ニジマス率が高いので30分程で再移動です。
3か所目の入川時間は2:30。宿のチェックイン時間を考え、
ここを最終地点と決めました。
最終地点は本流でも流れが絞れており、すごい水勢でした。
一歩も川に足を入れる事すら出来ない流れの強さ。
どうしても川原からの釣りになるので、本当に攻めたい箇所には
竿が届かず、あまり良い釣りは出来ませんでした。
それでも同場所で、なんとかヤマメを3尾追加。
ここで餌が無くなったので納竿としました。
本日、良型は見れませんでしたが、数だけは良く釣れました。

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↑最終入川地点で釣れたヤマメ。

釣りを終えて2泊目の宿に到着したのはPM5:00。
まずは温泉で汗を流し、夕食までの間に宿から
約5分程度の距離にある「タルマの滝」を散策。
この滝は滝裏に砂防ダムトンネルがあり、滝を内側
から見学する事が出来ます。滝を裏から見るのは初めて
その迫力に感動しました。

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↑新平湯温泉の名所「タルマの滝」    
                 

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↑内側から見る滝は凄い迫力!
                 

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↑滝裏の砂防トンネルはLEDでライトアップされています。

3日目は観光。最近TVや雑誌で話題のガッタンゴーなるものに
乗る為、蒲田川沿いを富山方面へと向かいます。
ガッタンゴーとは旧神岡鉄道が廃線となった線路を利用して
線路上をマウンテンバイクでサイクリングするものです。
まず10分程の安全講習を受けて、いざ出発!
これが、想像以上に楽しい!まさにガッタンゴットンと
まるでトロッコに乗っている様な感じ。往復6km。
爽やかな風の中、単線線路の上をのんびり走って行きます。
道中にはトンネルもあり真っ暗闇の中を走ったり
通過駅も2か所あったり、変化に富んだサイクリングでした。

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↑出発地点で記念撮影してもらえます。
           

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↑トンネルの中も走ります。          

約1時間のガッタンゴーサイクリングを終え、今回の旅行の
観光スケジュールは完了。大阪への帰路に着きました。

今回はタイトル通りほとんどが旅行記になっちゃいました。
次回からはいつも通り、釣りがメインの釣行記にします。
9月は今年の渓流釣りの最終月です。次回釣行頑張ります!

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記:ITOちゃん猿
福井県 ホーム河川
釣 猿 : ヤマチャン猿・ITOちゃん猿
天気:晴れ 気温:25度 水温:17度

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今シーズンもいよいよ終盤!
秋の風が気持ちいい渓に行ってきました!
今季終盤の良型狙いでしたが、チビばかり…。

今シーズンも残り少なくなりました。
「釣行出来る日には行っておこう」ということで、
会長と僕の渓猿2匹で福井ホーム河川に出撃です。
AM7:30現地に到着。
1か所目は8月23日に雨で納竿を余儀なくされた区間です。
前回初めて入った区間で、良い渓相に思えたのですが、
今回は水が減って、そうでもありません。
「水、少ないですね。」と僕(ITOちゃん)。
「前回の1/3やな。」
「まあ、やってみましょうか。」
という事で、会長は上流へ、僕は下流へ分かれて釣り開始。
基本はチャラ瀬で、やや深めの瀬や小さな落ち込みもありますが、
魚の反応は全くありません。
しばらく釣って、会長と合流。
「会長、釣れましたか?」
「チビが釣れたけど、反応悪いわ〜!」
「移動しましょう。」

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↑会長が釣ったチビヤマメ(その1)

2か所目は実績がある場所を選びましたが、先行者がいたので
スルーして、上流の砂防堰堤下に入渓。
堰堤までの短い距離を分かれて釣ります。
この区間は流れが細く、魚の反応はありますが、
フライに乗らない程度の大きさばかり。
すぐ堰堤に到着して、会長と合流。
「会長、釣れましたか?」
「流心で釣れたけど、堰堤の下は叩かれててアカンな〜」
「移動しましょう。」

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↑会長が釣ったチビヤマメ(その2)

「次どこに行こうか?」と言いながら車を走らせて、
橋の上から川を眺めてみると、渓魚らしき魚が浮いています。
水量もいい感じで、「ここはイケるやろ!!」と釣り始めます。
ところが、魚の反応は意外に鈍く、フライを見に来る魚も
いますが、食ってくれません。手を換え品を換え釣り上がって
行きますが、状況は変わらず、下流から上がってきた会長に
追いつかれて合流。
「会長、釣れましたか?」
「ここもチビばかりやな、厳しいな〜」
「お昼食べましょう。」
時間はもう2時前。時間を忘れて釣っていました。

コンビニおにぎりとカップめんでお昼を済ませて、
4か所目に移動。会長は車を止めたところから、
僕は少し下流に下ったところから入渓。
釣り始めてすぐ、低い構造物の落ち込みで、ようやく
アマゴをGET。それからすぐチビヤマメを追加。

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↑やっと釣れてくれたアマゴ

「これから良い時間かな。」気合いを入れ直して
釣り上がりますが、後が続きません。
「そろそろ終了かな」と思っていると、先行していた
会長が下ってきて合流。
「会長、釣れましたか?」
「釣れたよ。」
「さすがですね!」
「ナマズやけど・・・」
「帰りましょう。」
PM4:30納竿としました。

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↑渓のナマズ

今シーズンも残り2週ですが、このままでは終われません。

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記:ヤマチャン会長
滋賀県 安曇川本流(葛川漁協管内)
釣 猿 : ヤマチャン猿・ITOちゃん猿
天気:晴れ 気温:27度 水温:19度

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今シーズンの最終戦は約20年ぶりに行く河川です。
結果は…。でも、今年も楽しく渓魚達と遊べました。
今回の釣行記は特別編(鹿角キーホルダー編)もあります。

今季の最終戦です。最終戦はALL渓猿で行きたかったのですが、
ヨシオカ顧問・うすヤンは東日本震災復興の為、
東北地方で奮闘中…。UMEちゃん、セッシーは休日出勤。
ヨコチャンは友人の結婚式披露宴余興のリハーサル。
と、各自多様な事由により欠席です。
結局はいつもの渓猿2匹(ヤマチャン、ITOちゃん)での
最終釣行となりました。まずは場所選定ですが、
滋賀県葛川漁協が9月26日より管内河川全域を無料開放
しているとの情報をキャッチ!「じゃあ行ってみるか。」
と葛川漁協管内の安曇川本流へ出撃する事にしました。
僕(ヤマチャン)は約20年ぶり、ITOちゃんは初めての区域です。
いつも福井ホーム河川に向かう道中に同漁協管内を
通っていくので、大体の雰囲気は掴んでいます。
「まあ、なんとかなるだろう?」って感じです。
現地到着はAM7:00。早速入渓します。

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↑葛川漁協管内(安曇川本流です)

入渓後、竿を出しますが生命反応がありません。
ウグイ・アブラハヤの外道すら釣れて来ません。
川原をよく見ると無数の釣人の足跡があります。
バカな釣人が捨てたミミズやブドウ虫の箱も落ちています。
葛川漁協が9月12日に放流したみたいなので、
それを狙って大量の釣人が殺到した様です。
釣り難い箇所を攻めて、ようやく釣れるのがチビウグイ…。
この場所には早々に見切りをつけ、2か所目に移動しました。

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↑2か所目の川相はこんな感じです。

2か所目も結構叩かれているみたいですが、なんとかチャラ瀬で
1尾を確保。(本日1尾釣るのになんと2時間かかりました。)
ITOちゃんも何とかDRYFRYでアマゴを1尾確保。

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↑やっと釣れたチビアマゴ。坊主は回避。

その後も渋い釣りが続きます。釣れるのはウグイばかり、
昼食直前に、何とかもう1尾追加しました。
何人かの釣人と挨拶を交わしましたが全員坊主…。
「みんな坊主なら、チビでも釣れただけマシか。」
と昼食後も頑張りましたが、ウグイの猛攻は止まりません。
あまりの貧釣果&ウグイ軍団の攻撃に気力が萎えていきます。
ITOちゃんと相談し大阪に帰る方向にある上流域で、
もう1か所だけ立ち寄り、終了する事にしました。

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↑昼食直前に追加した1尾(2時間で1尾のペースです。)

3か所目、上流域の集落の少し下流より入渓。
入渓はしましたが、川に水がありません(足首水深です)
「これはアカンな…。今季最終戦は散々やな…。」
それでも取り敢えず竿を出してみます。
上流を見ると水も無く平坦な川相が延々を続いています。
仕方なく下流へ行ったのですが、すぐに取水発電所が
現れて、発電所の堰堤下より下流は水が枯渇していました。
どうしようもないので「終了!」とITOちゃんに声をかけます。
竿をたたんで川中をザブザブ歩いて戻ります。
車への帰り際に入渓点の階段から少し上流に並べてある
護岸ブロックの隙間に小さな溜まりを発見!
最後の悪あがきに一度たたんだ竿を伸ばして餌を投入!
すると…。明確なアタリ!アマゴのツンとした鋭い引き!
最後の最後に18cm程度のアマゴが顔を見せてくれました。

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↑今季ラストのアマゴです。(感謝を込めてリリース。)

このアマゴを釣って、今シーズンを納竿としました。
今季最終戦は厳しい釣りになりました。
無料開放という言葉に僕達が釣られてしまいました。
(福井ホーム河川にすればよかった…。反省)
道具を片付けた後は毎年恒例の納竿行事。
山神様と川神様に手を合わせて、今年も怪我なく
渓で遊ばしてもらった事を感謝しました。

今シーズンは大雨・台風の影響があり河川コンデションが
悪くて、釣果の方もイマイチでした。
来シーズンは挽回出来る様に頑張ります!!

これにて今季の釣行記は終了です。
※来季の初釣行は2月中旬を予定しています。
                      

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特別編(鹿角キーホルダー編)

4月26日の釣行記で書いたように備蓄の鹿角で
キーホルダーの作成に挑戦してみました。
鹿角先端部分をカットし、磨きをかけて艶を出した後、
孔を開けレザーコードを通しました。それだけでは、
少し地味なので木製ビーズやトンボ玉で装飾しました。
1つ当たりの作成時間は約45分です。

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↑キーホルダー(小)角長は約3.5cmです。
                         

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↑キーホルダー(中)角長は約5cmです。
                         

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↑キーホルダー(大)角長は約7.5cmです。
                         

キーホルダー作成後の余った角の胴体部分を使って
携帯電話の魚型ストラップを作成しました。
ノコギリで大まかな魚型を切り出した後に、
ヤスリや工芸用ドリルで成形し、厚み調整をします。
その後、艶仕上げ・穿孔・化粧紐・鈴を取り付けて完成。
小さくて作業が難しく、1つ当たりの作成時間は約2時間です。

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↑表面は鹿角の模様を残しています。魚型に見えますか?
                         

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↑裏面はこんな感じになります。魚型に見えますよね?
                         

決して上手ではないですが、頑張って作ったので
大事に使っていこうと思っています。
鹿角は古来より水難除けのお守りとされていますので、
魚型携帯ストラップは、渓猿会のメンバーにプレゼントします。
これで、渓猿達は今後も怪我なく渓流を楽しめるはずです。
来シーズン!頑張るゾ〜!

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