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2015年3月13日(金)
記:ヤマチャン会長
滋賀県 ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・セッシー猿
天気:曇り 気温:5度 水温:1.5度

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ヤマチャン猿・セッシー猿の2匹で平日釣行です。
まだまだ、渓の水は冷たく渓魚達も冬眠モード。
厳しい釣りになりました。(放流成魚は釣れるけど…。)

福井県ホームの2月解禁から早1か月が過ぎ、3月になりました。
今回は僕(ヤマチャン)&セッシーの平日釣行です。
3月は京都府や滋賀県の内水面漁協が一斉に解禁を迎えます。
土日釣行は釣人だらけなので、平日に有給休暇を利用して
滋賀県ホーム河川へ行って来ました。現地に到着はAM7:45。
券売所で年券を購入して、「一路、渓へ!」と向かいます。
入渓点に向かう道中では川のアチコチに釣人の姿。
「おっ!釣人がそこそこおるゾ!仕事もせずに釣りかよ〜。」
「あの釣人も僕達を見て同じ事、言ってますよ。」
とか言っている内に、入渓点に到着しました。
セッシーは下流へ、僕は上流へと釣り別れます。

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↑入渓点です。雪解け水で増水してます。

渓は増水気味。「えらい雪解け水が入っとるなぁ」と
水温計測の為、川に入るとウェーダー越しに
かなり水の冷たさを感じます。水温計の表示は1.5℃。
「水温低すぎ…これは厳しいか…」と思いながらも
とりあえず竿を出してみます。
さすがにこの水温。「瀬に魚は出ていないだろう。」と
淵やら流れのヨレを中心に1時間程釣り上がりましたが、
渓魚の反応は皆無…。生命反応ナシ…。
「こりゃダメダ!」とセッシーの所まで下って合流。
「あきません。全然、反応無いですよ!」とセッシー。
「エサにも無反応や!活性低いわ!」と僕(ヤマチャン)
相談の上、もう少し下流へ場所移動する事にしました。
「移動前にちょっとだけ!」と車を止めた場所より
少し下流にあった堰堤プール底にエサを沈めてみました。
すると…モソッモソッとしたアタリ!
「うん?仕掛けを何かに引っ掛けたか?」って感覚でしたが
一応、アワセてやると、ビビッと手元に魚信がきます。
釣れたのは岩魚でした。ようやく本日の1尾目GETです。

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↑ようやく釣れた岩魚。雪の上で冷凍状態!!

同じ堰堤でもう一度、アタリがありましたが針掛かりせず…。
やっぱり魚の活性はかなり低く、エサを触る程度です。
水温の低い上流部は諦めて、中流部へ向かう事にしました。
中流部で地元のルアーマンと遭遇。挨拶がてら情報収集です。
「解禁日にも来たけど、エサ釣りでも釣れていなかったよ。」
「今日も早朝から頑張ってるけどボウズ…。」
「解禁日も寒すぎて、大半の釣人は昼までに撤収してた。」
とネガティブ情報満載です。

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↑中流域はこんな感じです。

でも「解禁日から釣れていない。」という情報だけは朗報です。
状況さえ変われば「爆釣モード突入」が確定です。
早速、竿を出します。中流域は多少水温が高く2℃あります。
道路上から川を眺めると、魚の影もユラユラと見えています。
セッシーのルアーにも好反応!2〜3投目でHIT!
「やっと、来ましたよ〜!」とセッシー。
「おう!やったやん!」と同時にこちらにもアタリ!
2人同時にHIT!です。渓流でダブルHITは初めてです。
しか〜し、釣れた魚は残念ながら成魚放流の個体。
解禁日に釣られなかった残り成魚でした。

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↑セッシーHITのアマゴ。放流成魚だけど良型。
             

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↑岩魚も釣れました。これは綺麗な岩魚でした。
     

放流成魚だけど型がいいので(23cm程度)引きは楽しめます。
同場所で立て続けに2人で4匹追加しました。
でも、その後が続かず…。やはり低水温が影響している様です。
アタリが小さく、あまり口を使ってはくれません。
ブドウ虫に至っては完全に無視されます。
「こいつら、解禁日にブドウ虫を見飽きて警戒しとるぞ。」
「ルアーも眺めているだけで、追いも甘いです。」
食い気の無い魚は諦めて、場所を移動する事にしました。

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↑僕(ヤマチャン)GETのアマゴ。これも良型放流成魚。

場所移動のついでにコンビニで昼食。
昼食後は河川を変えて釣りを続けます。
こちらの方は魚影が濃く、アチコチに魚が見えます。
でも、やっぱりブドウ虫には無反応!どころか逃げていきます。
この時期はあまり採れない川虫を何とか探し出して、
針の先っちょにチョン掛けします。すると1撃で魚はHIT!
魚達はブドウ虫は「危険なエサだそ!」と学習済みの様子
ですが、川虫に対しては、まだ勉強不足みたいです。

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↑川虫で1撃!アマゴ23cm(放流成魚)。
     

ここで、セッシーも川虫でのエサ釣りに初挑戦!
トロい流れに乗せて軽いオモリでユックリ流すと…。
目印に小っちゃなアタリが出ました。
釣れたのはチビアマゴでした。
このチビを釣って本日の釣りは終了としました。

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↑大きくなれよとリリース。(昨秋の放流稚魚ですね。)
     

結局、キープしたのはアマゴ4尾に岩魚2尾。
その他は全てリリースしました。
川に沢山の魚影を確認する事は出来ました。
でも、少し水温が上がって来ないとダメみたいです。

しかし、放流成魚もなかなかの学習能力ですね。
ブドウ虫に対しては無反応もしくは逃走します。
でも川虫にはノーガードって事も判明しました。
次回釣行は川虫で「爆釣」となりそうですが、
放流成魚は釣りたくないし、まだ川虫は取れないし…。
早く他の釣人に成魚を釣って(排除)してもらわないと、
天然や準天然(稚魚放流)が釣れ始めてくれないし…。
気温・水温が上がって来るまで、しばらく休憩かな?

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