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2015年8月12日(水)
記:ヤマチャン会長
福井県 ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿
天気:曇り 気温:28度 水温:26度

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お盆の帰省釣行は短時間決戦です。
今回は未入渓エリアの調査へ行ってきました。
数は出ましたが、型はイマイチでした。

大阪は記録的な猛暑日が続いております。
「渓は少しは涼しかろう?」と恒例のお盆帰省釣行です。
大阪をAM5:00に出発し、道中で嫁の実家へ立ち寄り、
嫁と荷物を降ろしてから渓へ向かいます。
今日は今年好釣果が続くホーム河川の未入渓エリアの
調査及び開拓が目的です。現地到着はAM7:30。
車を田んぼの脇に止め、地元の爺ちゃんに挨拶して入渓します。
いつもは下流域の本流や上流の源流域で釣っていますが、
今日は中流域へ初入渓。入渓してみるとチャラ瀬が延々と
続いていました。水も少なくブッシュもキツイ。
「これは、釣り辛いぞ。エサよりフライ向きやな。」と独り言。
とにかく、竿を出してみる事にしました。

写真
↑入渓地点の川相。水深は15cm程度。

竿は6.1m。仕掛けは6.5mの長手尻でスタートしましたが、
岸際のブッシュと上空の張り出した木枝で振り込み不可能。
仕掛けを4m程のチョウチン仕掛けに作り直しました。
目一杯に腕を伸ばして、少しでも流す距離を稼ぎます。
チャラ瀬の流心(川の真ん中)を数回流してアタリが出ました。
今日の1尾目はチビヤマメからスタートです。

写真
↑チビだけど綺麗な個体。尾鰭が大きいですね。

その後もチビが連発!釣ってはリリースの繰り返し。
「上流・下流は今年絶好調なのに中流域はチビばっかり…。」
と少し凹みながらも釣り上がっていきます。
時折、17cm程度のヤマメも釣れますが、大半はチビとウグイです。

写真
↑このサイズもポツポツと釣れて来ます。

「面白くないゾ。場所替えようかな?」と考えましたが、
今日は中流域の調査が目的の釣行ですので、
我慢して釣り上がって行く事にしました。
しかしながら、延々と続くチャラ瀬。
川に変化もなくノッペリとした川相です。
500m程釣り上って、少し流れの絞られている所を発見。
上流を見てもこの場所以外はまたチャラ瀬が延々と続いてます。
「ここしか良型が着く場所ないやん。」と慎重にアプローチして、
ナチュラルドリフトでユックリ流しました。
すると、ビクンと良いアタリが出ました。手応えもまぁまぁ。
タモに納まったのは20cm位のヤマメでした

写真
↑苦労して釣ったヤマメ。元気一杯でした。

その後は、またまた16cm程度のヤマメ軍団との格闘でした。
やはり、水深も無くチャラ瀬が続く区間なので、
良型の着き場が無いのかもしれませんが、チビ魚影は濃い様です。
今回は短時間釣行と決めていたのでブドウ虫を1箱持って来ただけ。
約3時間釣った所でエサ切れです。
車に戻ると、田んぼの爺ちゃんが「どや、釣れんやろ。」
「釣れん事は無いけど、魚はイマイチ小さいね。」
「釣れるだけ大したもんや!ここらは釣れんと皆、言いよる。」
「兄さん、上へ行ったけど、下の方がええんやで。」
「それ、先に言うてよ〜。ちょっと見てくるわ。」と
駐車地点より下流を覗きに川へ降りました。
確かに爺ちゃんの言う通り、石もそこそこあって、川の流れにも
変化がついています。どうしても竿を入れたくなる良い箇所が
あったので、バッタを捕まえて一流しするとアタリが出ました。
釣れたのはいいサイズの岩魚でした。

写真
↑本日最長寸の岩魚です。(23cm位)
          

「よしっ!これで本日は終了。」と、この岩魚で納竿としました。 
中流域の調査釣行という今日の目的は達成。
もう、このエリアに来る事は無いでしょう。
爺ちゃんに教えて貰った、下流もいい感じの場所はありますが、
すぐにチャラ瀬に戻ってしまうので、その一部分だけの為に
ここに立ち寄るというのも「なんだかな〜。」って感じ。
まぁ、ここのヤマメ達が大きく育ち、遡上もしくは降海するのを
上流域や本流域で狙う方が楽しそうです。

次回釣行は今シーズン最終月の9月予定。頑張ります!

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