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2016年3月18日(金)〜19日(土)
記:ヤマチャン会長
福井県 ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヨコチャン猿・セッシー猿・ITOちゃん猿
3月18日 天気:晴れのち雨 気温:18度 水温:10度
3月19日 天気:雨時々曇り 気温:12度 水温: 8度

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渓猿会唯一のルアーマン。セッシーの送別釣行会です。
雨中・増水の厳しい状況での釣りとなりましたが、
ホーム河川の渓魚達もセッシーを送別してくれました。

今回の釣行は千葉へ転勤となったセッシーの送別釣行です。
元々、東京出身のセッシーなので、いつかは関東に戻る事は
承知の事。でも、「あと1年くらいは関西にいるだろう。」
と思っていたのですが、4月1日付にて転勤する事が決定したので、
急遽、有給休暇を取っての1泊2日釣り旅行を計画しました。
残念ながら、ITOちゃん、UMEちゃんは仕事の都合が付かず…。
僕(ヤマチャン)、ヨコチャン、セッシーの3人での釣行です。
3/18の早朝に大阪を出発。現地到着し入渓したのはAM8:30。
早速、ウェーダーを履いて、釣りを開始しました。

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↑入渓点。ネコヤナギの蕾もふくらんでいます。
   

川の状態は平水より約10cm程度増水気味です。
まずは瀬の開きを狙い流します。
2〜3投目でツツンとアタリが出ました。
大きくはないので抜いてタモでキャッチ!
釣れたのは小さいですが、銀毛化した魚体。
ここはサクラマスが遡上する河川です。なので、
この大きさで銀毛する個体はサクラマスの稚魚。
本当のところは解りませんが、漁協のオジサンは
「サクラマスの子は小さい時から銀色をしとる。」
「降海する魚は尾びれの朱線があまり出ないんや。」
と言っているので、そういう事にしておきます。

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↑銀毛した魚体。大きさは18cm程度。
 このサイズでも銀毛化。約2km下流は海です。  
           

写真
↑上の写真の魚と同サイズですが、こっちはヤマメ。
 サクラマスの子と違い、パーマークがクッキリです。

その後、ポンポンと同サイズの魚が釣れてきます。
少し釣り上がった瀬でちっちゃなアタリ。
合わせたのですが針には乗りませんでした。
でも、水中に魚影が見えました。目測では20cm〜25cm。
しばらく、場所を休めた後、餌をブドウ虫からイクラにチェンジ。
瀬の上側でイクラを針に乗せ、水中で5回ほどエサ切りをしてから
魚影の見えた辺りを狙います。すると1発でアタリが出ました。
魚は瀬の中を走り回ります。「いい引きや!大事に取り込むか。」
と思い。少し魚を泳がせてからタモで掬い取りました。
釣れたのは、この時期にしてはデップリとした良型ヤマメです。

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↑体高・体幅のある良型ヤマメ。

約3時間、この区間を釣った後、皆と合流しました。
ヨコチャンは16cm程度のヤマメを1尾。
セッシーはチェイスはあるもののGETならず…。の状況。
なので、昼食後は中流域へと移動する事にしました。
中流域では、かなりの間隔をとり、各々釣りを開始!
魚の反応は下流域よりも良く、ポコポコ連れてきますが、
サイズが出ずに、12cm〜16cm程度のチビばかり…。
いい加減、チビに飽きてきたので場所を移動する事にしました。

写真
↑10数尾程釣りましたが、このサイズばかりでした。
     

最上流部へ移動してきました。セッシーは実績のある大きな堰堤へ。
僕(ヤマチャン)とヨコチャンは少し下流の藪沢へ。
藪沢で2人で一緒に釣るのは無理なので、竿1本で交互に
釣りをします。小さな堰堤でヨコチャンにヒット。
でも、水面でバラシ…。一瞬見えた魚体は良型イワナ。
少し場所を休ませてから、今度は僕が再トライ。
すぐにアタリが出ましたが、合わせても針に乗らず…。
「これは、針がなまっとるな…。」と針を交換。
またまた、暫く場所を休ませてから、再々トライ!
竿を持つのはヨコチャン。すると目印にアタリが出ました。
「少し送り込め!すぐに合わせるな!」と僕(ヤマチャン)。
見事、針に乗りました。やはりいい引きをします。
「抜くなよ!少し泳がせろ!慎重に!」
僕の0.125号細仕掛けで釣っていたのでアドバイス。
無事に取り込んだのは26cmのイワナでした。

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↑ヨコチャンGETのイワナ。
        

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↑上のイワナをアップで。いい顔してます。

セッシーが最上流の堰堤から帰ってきました。
「ダメですね〜。反応がないです。」
「ええっ〜。送別釣行の主役やのに〜。釣れよ!」
「何尾かは掛けたんですけど、バラシました。」
「じゃあ、俺の竿を使いなよ。エサなら釣れるぞ。」
と、セッシーに竿を渡して、中流域へ引き返します。
先程、セッシーがルアーで攻めた区間を今度はエサで
攻めてみます。水深・流れがいい感じの瀬を発見!
「この瀬の底付近をゆっくり流してみな。」と僕。
2回〜3回程流すと、目印に明確なアタリ!
無事に釣り上げたのは18cm程の綺麗なヤマメ。
「どや!エサ釣りならバッチリやろ!」
「はい!おかげで本日の2尾目をGET出来ましたよ。」
送別会主役のセッシーが釣った所で1日目は納竿です。
早々に宿へと向かいました。

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↑セッシーがエサ釣りでGETのヤマメ。

昨晩から朝にかけて雨がかなり降っていました。
早朝AM5:30に2日目合流予定のITOちゃんにTEL。
「こっちは、えらい雨降ってるぞ、それでも来るんか?」
「セッシーの送別釣行。釣りが出来なくても行きますよ。」
「OK!じゃあ入渓点にAM8:30に合流しようか。」
宿で朝御飯を食べてAM8:00にチェックアウトして
ITOちゃんと待ち合わせた入渓点へ向かいます。

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↑宿から雨に煙る琵琶湖、竹生島を望む。

2日目は同漁協管内ですが昨日とは違う河川です。
釣り開始前に雨は本降りから小雨に変わりましたが、
昨晩の雨の影響で、川は普段と比べて20cmの増水。
でも濁流という程では無く、笹濁り程度です。
「これなら、釣りになるぞ。ええ感じ。」
4人で分散して釣りを開始しました。

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↑かなり増水。でも水の色はいい感じ。
         

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↑増水の中、頑張るセッシー。

魚の反応はすこぶる良く、バンバンにアタリが出ます。
でも、昨日釣った程の良型ヤマメは出ず…。
釣れてくるのは16cm〜18cm程度の魚ばかり。
3時間程釣って、場所移動がてら早めの昼食をとります。

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↑釣れるのはこのサイズばかり。

数ヶ所、場所移動をしても、魚のサイズは上がらず…。
セッシーは良型イワナを痛恨のバラシ…。
何とか良い思い出を残して欲しくて最終個所へ移動。
僕(ヤマチャン)とヨコチャンは納竿し、橋の上から見学。
ここでセッシーに待望のヒット!
最後の最後にホーム河川はセッシーに微笑んでくれました。
良型とは言えませんが、16cm程のヤマメ。
でも、セッシーにとっては関西最後のメモリアルフィッシュ。
よくぞ釣ってくれました!よくぞ釣れてくれました!!

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↑セッシー関西最後のメモリアルヤマメ。

このメモリアルヤマメで1泊2日の送別釣行は納竿です。
今後、セッシーには渓猿会関東支部長として、
頑張って活動してもらいます。
「関東からの釣行記を待ってるよ。」
「向こうでも渓猿(渓猿会会員)を増やすんだよ。」
「数年に1回くらいは、岐阜辺りに集合して釣りしようね。」と
渓猿達(ヤマチャン・ITOちゃん・ヨコチャン)の贈る言葉。
「了解です。向こうに帰っても頑張ります!」とセッシー。
再会を誓って、無事セッシー送別釣行会を終える事が出来ました。

現在、渓猿会メンバーは関西・関東・東北と散らばっていますが、
今後も頑張って渓流釣りを続けて行きます。
次回釣行は渓流釣り本番の4月予定です。頑張ります!

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2016年3月27日(日)
記:ヤマチャン会長
福井県 ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿
3月27日 天気:晴れ 気温:5度 水温:3度

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嫁の実家での所用の隙を狙っての短時間釣行。
先週の送別会釣行と同じ福井県ホーム河川です。
低水温ながら渓魚の反応は良かったです。

今週の日曜日は嫁の実家で法事がありました。
前日の土曜日の晩に嫁の実家へ。
法事開始時刻がAM10:30からとの事なので、その隙をついて
福井ホーム河川へ短時間ながら釣りに行ってきました。
AM5:00過ぎに嫁の実家を出発し、現地到着はAM6:00。
気温はAM6:00時点では、たった1℃しかありません。
「3月下旬なのに…。これは寒すぎるな…。」と
ベストの下に防寒スーツを着こんで、渓へ降ります。

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↑入渓点。入渓時の気温は1℃…。 
  

実釣時間は9時過ぎまでの3時間弱しかないので、
早速、釣りを開始します。
先週にセッシーが約25cmの岩魚をバラした堰堤へ
1投目でいきなり目印が引き込まれます。
いい手応えです。「よしっ!狙い通りやぞ!」
仕掛けは0.125号を結んでいたので、抜く事が出来ません。
魚は堰堤プールの中を走り廻ります。堰堤プール底には
結構な枝ぶりの流木が沈んでます。魚は流木へと逃げます。
「あかん!そこには入らせんぞ!」と竿を絞ったとたんに
プッチン!とハリスが飛びました…。手を抜いて先週使った
仕掛けをチェックもせず使用したのが失敗でした。
ハリスが痛んでいた様です。残念…。
気を取り直し、少し下流の小さな瀬に竿を入れると、
綺麗なヤマメが釣れました。

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↑少し小さいですが綺麗なヤマメ。
           

水温が低いので、低活性なのかアタリが小さいです。
それでも、瀬脇や流れのヨレからポツポツと魚は出ます。
釣れる魚はチビ〜18cmまでのサイズでした。
約12〜13尾釣ったところで、あっと言う間に3時間が経過。
法事に遅刻は出来ないので、早めに納竿しました。

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↑これは瀬脇で釣れたヤマメ。
                  

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↑これは18cm程度のヤマメ。
           

悔やまれるのは、最初に掛けてハリスを飛ばされた岩魚。
やっぱり、仕掛けは新しい物を使わないとダメですね。

結局、針掛かりの悪かった2尾をキープし、後はリリース。
次の4月釣行時には気温・水温も上がっているでしょう。
春の暖かい日差しの中での釣りが楽しみです。

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