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2016年9月3日(木)
記:ヤマチャン会長
福井県 ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ITOちゃん猿
天気:晴れ 気温:32度 水温:25度

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ホーム河川の下流域へ調査釣行です。
減水・猛暑・2kmの遡行とハードな釣りでした。
釣果の方も厳しい結果でした。

今回は久しぶりにヤマチャン・ITOちゃんコンビでの釣行です。
「今日はどの辺りで釣ろうか。」
「まだ釣った事のない下流域の調査にでも行ってみるか?」
という事でホーム河川の未開拓区間へと向かいます。
田んぼの脇に車を止めて、川へと降ります。
下流域は延々とチャラ瀬が続く川相でした。

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↑下流域はこんな感じです。
           

両岸はブッシュがきついので、仕方なく流れの中を遡行。
チャラ瀬とはいえ、ずっと川の中を歩くのは疲れます。
また、河床が砂地なので一歩毎に足がズブッと沈みます。
「こりゃ歩きづらいわ…。シンドイな。」
「まあ、川はいい感じなんで釣ってみましょう。」
でも、釣れてくるのはウグイばかりでした。
約2kmの区間を3時間かけ釣り上がりましたが、
ヤマメの姿はまったく見れず…。下流域に見切りをつけ、
上流域へ場所移動。場所移動後すぐにアマゴが釣れました。
かなりチビですが、本日の1尾目はやっぱり嬉しいです。

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↑本日の1尾目のアマゴです。
           

ようやく、渓魚の顔が見れてヤル気が沸いてきます。
しかしながら調子はイマイチ上がらず、
チビばかりが釣れてきます。
「あれっ、良いサイズが全然釣れないやん?」
少し釣り上がって原因が判明しました。
先行者の鮎師が瀬の中をバシャバシャと歩いています。
「こりゃ、あかんわ。瀬釣りは諦めやな。」と仕掛けを変更。
仕掛けを短く作り直して、岸際ブッシュ下の竿抜けを狙います。
所々の釣りにくい箇所で16cm程度の魚が釣れてきます。
小ぶりですが、よく肥えた体色の良い個体ばかりでした。

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↑16cm程度ですが良い個体です。
           

その後は日差しを避けて山中の谷筋へ移動しました。
山中の谷筋も水量が少なく、厳しい状況でした。
それでも、小さな落ち込みや水深のある個所から
魚の反応があります。ポツポツと拾い釣りながら
1時間程釣り上がって、何とか「ッ抜け」は達成。
かなりバテた事もあり、午後4時早めの納竿としました。

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↑この時期にしては、細身のイワナ。
           

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↑これが本日の最長寸ヤマメ。(20cm程度)
           

今日は水量が少なすぎて厳しい釣りでした。
この時期の釣行で最長寸が20cmのヤマメでは寂しい釣果。
一雨降れば、良型もまた顔を見せてくれるでしょう。
今年度の渓流釣りも最終月の9月に突入。
次回は良型の秋ヤマメに会いたいもんです。

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2016年9月17日(土)
記:ヤマチャン会長
石川県 大聖寺川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁
天気:曇りのち雨 気温:22度 水温:20度

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シルバーウィーク前半の3連休。
温泉旅行のついでに渓流釣りです。
釣果・天気はイマイチも、なんとか良型の顔は見れました。

今回は嫁と温泉旅行がてらの釣行です。
旅行先は石川県の山代温泉へ1泊2日。
ヤマチャン家の旅行は渓流釣りとセットが恒例です。
旅行前にネットで宿泊地付近の渓流を検索…。
「大聖寺川ってのがあるぞ、稚魚放流の河川らしいぞ!」
「じゃあ、ヒレピンの綺麗な魚が釣れるかもね。」と
言う事で、旅行の初日に大聖寺川へ釣行決定!
土曜日AM5:00に大阪を出発!現地到着はAM9:00。
道の駅に立ち寄り、日券を2枚購入して入渓します。

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↑日券1500円。道の駅「ゆけむり健康村」で購入。     
         

入渓点を探しながら車で上流へ向かいます。
道中にあったダムを越えて10分程度走った所に
綺麗なトイレ付きの駐車場を発見!
河川までスニーカーで歩いて降りる事も出来ます。
「ここで一度、竿を出して様子を見てみるか?」と
2人で護岸の上から竿を出してみます。

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↑入渓点はこんな場所です。
           

「水もクリアで綺麗。いい感じ」と嫁。水深は約20cmです。
仕掛けを結び、早速釣りを開始しました。
暫くすると流心脇でピクリとアタリ!
大聖寺川での記念すべき1尾目はウグイ…。
その後も2〜3尾、続けてウグイが釣れて来ます。
「入渓し易い場所やから、叩かれてるみたいやね。」
「まあ、もう少し釣ってみよか。」と20m程上流に
見えている橋の下の瀬を狙ってみます。
すると、ピピッとヤマメ特有のアタリがでます。
チビですがヤマメが釣れて来ました。
「おっ!おるぞ!小っちゃいけどヤマメやぞ!」
「チビだけど、ヒレピンやし綺麗な魚だね。」
続けて、嫁も同サイズのヤマメをGETしました。
その後もポツポツ釣れて来ますが、サイズがイマイチなので、
上流域へ移動する事にしました。

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↑少し小さいですが加賀ヤマメGET。
           

上流域へやって来ました。
先程の場所から15分程走っただけですが、
渓相は立派な源流模様。巨岩の隙間に水が走っています。
ここでは、入渓点より上下に別れて釣りをしました。
嫁は上流側で、僕は下流側で釣り始めます。

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↑上流域はこんな感じ。
           

釣り始めて、暫くすると少し大き目の落ち込みを発見。
岩陰から竿を出すとビクンとアタリました。
元気一杯の魚で、落ち込みの中を走り回ります。
「よく引くな、まあまあのサイズかな?」
と思ったのですが、それほどのサイズでも無くて
釣れて来たのは24cm程度のイワナでした。

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↑加賀ヤマメに続き加賀イワナもGET。
           

源流区間を釣り終えて昼食。午後は支流へと入る事にしました。
入渓し暫くすると霧雨がサァーと降り始めました。
水面にモヤが掛って、気温も急降下。
「寒うっ〜。雨降ってきたやん。」
「もう少し雨が強くなる様なら、納竿やな。」と
釣りを続けます。

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↑雨にけむる渓。
           

雨の中、魚達の反応は良くてアチコチでアタリが出ます。
「サイズが上がらないね〜。これが平均サイズって事もないやろ?」
「どっかに良いポイントあるのかもね?初めての河川は分からんな?」
「まぁ、今から移動もできんし、ここで頑張ろうか。」
数は釣れてきますが、サイズはやっぱりイマイチです。

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↑チビ達は元気一杯。
           

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↑川の流心付近で釣れて来ます。
           

嫁と2人並んで、釣りを続けます。
すると、思いもよらない浅瀬でガツッと大きなアタリ。
竿がギュンとしなります。魚は下流へ逃走。
竿をタメながら、魚について下流へ下ります。
いい感じの重みが手元に伝わってきます。
最後はズルリと川原へと引き上げました。
釣れたのは婚姻色の出た、綺麗なヤマメでした。

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↑本日の最長寸25cm。いいヤマメです。
           

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↑上のヤマメをアップで。
           

このヤマメを釣って納竿としました。納竿はPM3:30。
早々に片づけて温泉宿へチェックイン。
嫁は宿の駐車場係のオジサンと
「ヤマメを釣ったのに逃がしたの?もったいない!」
「でも、いつも大抵はリリースするんですよ。」
「あぁ〜。塩焼きが美味いのになぁ〜。」
なんて話をしたそうです。
その後、ゆっくり温泉に入って釣りの疲れを癒しました。
翌日は雨の中、東尋坊を観光して帰路に着きました。

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↑雨の東尋坊。台風の影響で豪雨でした。
           

9月も後半に入りました。今シーズンももうすぐ終わり。
あと1回は渓に行きたいと思っています。
次回も頑張ります!

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2016年9月25日(日)
記:ヤマチャン会長
福井県 ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ITOちゃん猿
天気:曇り 気温:23度 水温:18度

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今季の最終釣行記です。
釣果の方は爆釣モード突入!良型も顔を見せてくれました。
2016シーズンを「有終の美」にて終了する事ができました。

今シーズンの最終釣行に福井ホーム河川へ出撃してきました。
最終釣行はいつものヤマチャン・ITOちゃんコンビです。
現地到着時間はAM8:15でした。
車を駐車スぺースに止め、川を覗きこむと結構増水してます。
「やっぱり、台風の影響でかなり増水してるな。」
「川通しは無理ですね。でも、水はクリアですね。」
「最終釣行やし、いい釣りをしたいもんやな。」と
釣り支度を整えて、釣りを開始します。
駐車地点からITOちゃんは上流へ、僕は下流から入渓しました。

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↑入渓地点。(水は20cm増水、水はクリアです。)    
         

川に降り立つと、やはりかなりの水勢です。
「これだと、細めの仕掛けは飛んでもたないな。
魚を掛けても、この流れに乗るとハリスが切れるな。」と思い
道糸・ハリスを0.3号通し、オモリは2Bで仕掛けを結びました。
まずはミミズを付けて、流心脇を流してみます。
4〜8投目で、目印が引き込まれました。
掛けたと同時に魚は荒瀬の中へ逃げ込もうとします。
竿をグッとタメて魚の逃走方向を強引に変えます。
「おおッ!よく走るな。元気イッパイやん。」
水勢も手伝って、魚も重たく感じます。
太目の仕掛けを結んでおいて正解!
0.15号なら、すぐ切れてしまいそうな感じです。
釣れたのは20cm程度のヤマメでした。

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↑淡い翠色のヤマメ。いい尾鰭してます。
           

少し緩い流れや落ち込みでは、チビがボコボコと釣れます。
「チビが多いな。漁協が来季用の稚魚を入れたんやな。」と独り言。
稚魚放流・増水等の条件が重なり、魚の活性が上がっている様です。
チビを回避の為、落ち込みや緩流帯に竿を入れるのはヤメました。
流心脇のある程度、水勢・流速のある個所に標準を絞ります。
この判断が良かったみたいで、チビは釣れずに18〜20cm前後の
魚のみが釣れてくる様になりました。

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↑アマゴも時折混じって釣れて来ます。
           

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↑これはヤマメ。どれも尾鰭は大き目のいい魚。
           

1時間程、釣り上がった所でガンガン瀬から少し開いている
いい感じの深さのある瀬を発見。
瀬の開きとはいえ増水しているので、結構な流れはあります。
「これはデカいのが付いて居る感じやな。」と竿を入れます。
少し深く水勢もあるので、オモリを3Bに変更しました。
3〜4投目でうまく女波を捉え、底付近をドリフト。
すると、ガツンと大きなアタリが出ました。
手に伝わる重みから「こいつは良型や!」と慎重にやり取り。
魚は瀬に乗り下流へ疾走しようとしますが、竿を寝かせて
疾走を止めます。しばらくすると魚が浮いて来ました。
「やっぱり、良型や!これは抜けんな。」とタモで掬い取りました。
無事にタモに納まったのは、幅広・肉厚のヤマメでした。

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↑納得の一尾。27cmちょい超えの良型ヤマメ。
           

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↑いい面構えです。
           

ここで、ITOちゃんと合流。
ITOちゃんもヤマメをGETしていました。
ただ、この水勢なのでFRYには少し厳しい様です。
「釣れる事は釣れますが、FRYには流れが速いですね。
魚がFRYを追いきれない感じですわ。」との事。
この区間は一通り釣ったので、同漁協管内の別河川へ移動しました。
移動先河川でも爆釣は止まらず、ボコボコに魚が釣れて来ます。
でも、こちらの河川は規模が小さいので、釣れる魚も少し小さ目。
それでも16cm〜18cm程度の魚は釣れてきます。

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↑このサイズの魚はドンドン釣れます。
           

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↑どの魚もお腹パンパン。エサを荒食いしてる様です。
           

釣りに夢中になっている内に、時間はPM3:00です。
エサのミミズ1箱。ブドウ虫2箱もほぼ無くなってきました。
「そろそろ納竿としようか?」
「そうですね、明日は仕事だし早めに終わりますか。」
車に戻る途中にブッシュ隙間にいい感じの瀬を発見。
「ここは深さもあるし、良型が付いてそうやぞ。」
ただ、護岸上からなので、FRYでは釣れない状況です。
「ITOちゃん、竿入れてみな。きっと魚おるぞ!」と
僕(ヤマチャン)の竿を手渡します。
数回流した時に目印がビクン!竿が曲がります。
「やっぱり!おった。いい型やん。少し弱らせてから抜きな!」
なにせ、護岸上からの釣りなので抜くしかありません。
暫く、泳がせてから無事抜きあげました。
釣れたのは、かなりメタボリックなヤマメでした。

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↑ITOちゃんGETのメタボヤマメ。(24cm程度)
           

このメタボヤマメにて今季は納竿としました。
本日の最終釣行は爆釣及び良型GETの良い釣りでした。
いつも通り、針カカリの悪かった16cm位の
ヤマメを2尾をキープ。その他の魚はオールリリース。
今日の良型2尾とは、来季に尺ヤマメとなって再会したいもんです。
帰り支度を整え、恒例行事である山の神様・川の神様に手を合わせ
今季も怪我無く無事に終えた釣りに感謝。
そして、来季もいい釣りが出来る様にお願いしました。

今季の釣行記はこれにて終了です。有難うございました。
来季は2月に釣行開始予定です。

渓猿会HP読者の皆さんへ。
読者の皆さんと情報交換を簡易にする為、来季は掲示板を廃止し、
メールフォームを設置する予定です。来季もよろしくお願いします。

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