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2017年8月11日(金)
記:ヤマチャン会長
渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿
天気:曇り時々雨 気温: 32度 水温:20度

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毎年恒例の嫁実家へ帰省がてらの釣行です。
川は台風5号の影響で大増水。
川へ入る事も出来ず、短時間の釣行でした。

今年のお盆休みは前半の金曜日〜土曜日に嫁の実家へ帰省です、
当然、僕(ヤマチャン)は渓流釣りです。
金曜日AM5:00に嫁実家を出発!現地到着はAM6:00。
現地に到着して、橋の上から川を覗きこむと川は大増水です。
8月5日〜8日にかけて、日本列島を縦断した台風5号の
影響がまだかなり残っており、30cm位増水しています。
「これは川に降りられへんなぁ。釣りにならんなぁ。」と
思いながらも車から竿を取り出して釣り仕度。
川通しが出来ずポイントに近づく事が難しいので、8.5mの
長竿を出します。長竿で少しでもポイントに近づく作戦です。

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↑台風の影響で増水してます。
    

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↑いつもは簡単に越えれる堰堤も今日はムリです。
    

護岸に設置されている梯子から川に降りますが、
やはり、水嵩が高く水勢は尋常ではありません。
川に足を踏み入れる事も不可能です。
「これは危ないな。釣りが出来ないなぁ。」
でも、川に来たからには竿を出してしまうのが、
悲しい釣人(渓猿)のサガです。水の被っていない
護岸際のコンクリートブロックの上から竿を出します。
なるべく、流れの緩い箇所や石裏を狙います。
すると、チビ魚達の避難場所になっていた様で、
ポコポコとチビ軍団が針に乗ってきます。
増水でチビの活性が上がっているみたいでチビ軍団
の猛攻撃をくらいました。

写真
↑チビッ子軍団の猛攻撃です。
    

「これはアカンぞ。チビをいじめに来たみたいや。」と思い、
緩流帯や石裏を釣るのはやめて、サイズアップを狙い
増水の荒瀬を攻めます。仕掛けを荒瀬仕様に変更します。
道糸・ハリスを0.25号通し、オモリは4Bとしました。
8.5mの長竿を目一杯上流へ振り込んでも、水勢がキツクて
仕掛けが流れになじむのは立ち位置を通りすぎてからです。
実際、上手く流せている距離は2m程度です。
「これは厳しいな。でも歩ける所までは釣ってみよう。」と
護岸際を上流へ向かいます。20m程釣り上った所でガツンと
アタリがでました。「よっしゃ!きたぞ!」と竿を寝かせます。
魚は流れに乗って下流へ疾走!魚について下る事が出来ないので
竿のパワーで無理やり魚を止めます。「ライン切れるなよ!」
と祈りながら思い切って魚を抜きます。無事にタモでキャッチ!
飛んできたのは幅広のいい体躯のアマゴでした。
やはりこの増水の中、瀬についている魚はそれなりの体躯です。

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↑いいアマゴです。25cm程度。
    

その後も同様に荒瀬を狙って釣ります。1時間程して、
また、いいアタリが出ました。
「おっ!これもいい引きしてるな。いいサイズかも?」
今回は荒瀬のすぐ下の開けている場所まで魚を誘導します。
足元まで寄せてタモで掬い取りました。
取り込んだのは先程よりも太いアマゴでした。

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↑サイズは25cm程度ですが先程より太いです。。
    

太いアマゴを釣り、暫く上がった所で護岸際のコンクリートブロックの
切れ目まで到達しました。結局、護岸際を歩けたのも
50m程度、これから上流は川の中に入る事になるので、
入渓点の梯子まで引き返します。
梯子を上り、道路から歩きながら川見です。
少し上流にあるもう一つの護岸梯子を目指します。
上流の護岸梯子に着くと、農家の人が10人位で梯子を降りて
行きます。「なんだろう?」と見ていると、梯子下の引水路
の土砂上げをしています。台風で引水路にかなりの川砂が
堆積した様です。シャベルで川砂を川へと投げ込んでいます。
「これはアカンな。今日は終了しよう。」と車へ引き返す
途中に道路上から、竿を出して1尾GET。
この1尾にて本日は納竿。実釣時間は約2時間と短時間でした。

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↑道路上からGETしたヤマメ。(18cm)
    

本日はチビ多数+並1尾+良型2尾の釣果となりました。
短時間・大増水を考えると「まあまあ」って事にします。
まだまだ暑い日が続く様なので、川はまた渇水になるかも
しれません。渓魚達も厳しい河川状況で大変でしょうが
なんとか乗り越えて、秋口には良型となって欲しいものです。

次回もガンバリマス!

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