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2017年9月23日(土)
記:ヤマチャン会長
渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿
天気:曇り 気温: 21度 水温:20度

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今シーズンの釣り納めへ行って来ました。
今季ラストの釣果は大爆釣!
いい締めくくりの釣りが出来ました。

今シーズンもアッという間に終了を迎えます。
遊漁期間の最終休日は来週の9月30日(土)ですが、
来週の土曜日は所用があるので、僕(ヤマチャン)は
本日が今季のラスト釣行となります。現地到着はAM7:00。
川は今週初めに日本列島を縦断した台風18号の
影響もなく、水量・水の透明度ともに良い感じです。

写真
↑川はとてもいい感じ。
    

川へ降り仕掛けを結んで釣り開始です。
道糸0.2号・ハリス0.15号・オモリ5号でセット。
水の透明度が高いので、細め、軽めの仕掛けです。
まずは、膝下程度水深のチャラ瀬を流します。
2〜3投目でピッと小さなアタリ。
ツンと合わすと同時に魚が飛んできます。
今日もいつもの様にチビヤマメからスタートです。

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↑チビですが綺麗なヤマメ。
    

魚達の活性はすこぶる高い様で、アタリがバンバン出ます。
チビ〜18cm位のサイズのヤマメが連発します。
「いや〜楽しいなぁ。なんぼでも釣れて来るゾ。」と
ご機嫌で釣り上がっていきます。
1投1尾とまではいきませんが、5投1尾位のペースです。
偏光グラスを掛け水中を眺めると、魚影が走り回っています。
「はは〜ん。さては漁協が来年用の稚魚を放流したんやな。」
稚魚放流によって川全体の活性が高まっている様です。
成長前の来年用のチビを釣るのはもったいないので、
仕掛けを変更する事にしました。
道糸・ハリスを通し0.25号・針サイズを6号。とサイズアップ。
仕掛けをサイズアップして魚のサイズアップを狙う作戦です。
仕掛けを大きくした事でチビのアタリを減らす事に成功。
釣れてくる魚はビビッと明確に目印にアタリが出るサイズに
(16cm〜18cm)なりました。
このサイズの魚が食べるには一番美味いですよね。(笑)

写真
↑チビからサイズアップ。(アマゴ16cm位)
    

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↑これはヤマメですね。上のアマゴと同サイス。
    

いつもならオールリリースですが、今日は今季最終釣行です。
18cm前後で肉付きのいい魚はキープします。
腰にぶらさげた鮎バックに魚を入れて、新たに釣れた魚と
キープしていた魚を比較し、魚を入れ替えていきます。
こういう時、鮎バックは魚を生かしたまま運べるので便利です。
5尾程、家に持ち帰り嫁と今季最後の渓魚を味わいます。

写真
↑綺麗なヤマメ。パーマークも綺麗です。
    

釣ってはリリースを繰り返し釣り上って行きます。
川幅が絞れてキツメの瀬が連続する区間に来ました。
この区間は水勢も強く、水深も深くなっています。
川の状況に合わせ、オモリを少し大きめの2Bへ変更。
さすがにアタリは極端に減りますが、アタれば良型は確実!
流心の底波に乗せエサを送り込んで、ガンガン瀬に潜む
良型に狙いを定めます。

写真
↑ガンガン瀬が連続する区間です。
    

先程のチャラ瀬区間には先行者の足跡イッパイありましたが、
この区間には足跡が見当たりません。
「先行者はこの区間をパスしてるみたいやな。」
「先行者が叩いて無いなら、メッチャいいかも。」
と気合を入れ直し本腰を据えて荒瀬を攻めます。
強い流れにうまくエサが乗らず、思い通りに底波を
捉えるのが難しい。でも、ひつこくエサを流していると
ガツンというかドカンという感じのアタリが出ました。
「おおッ!いいアタリや!これはでかいやろ!」
魚は荒瀬を一気に下ろうとします。竿で止めると仕掛けが
飛んでしまうので、魚と一緒に川を下ります。
竿から伝わる重量感はなかなものです。
魚について約20m程、下った所で魚を浅瀬に誘導。
川原にズルリと引き上げました。
釣れたのは26.5cmの太い良型ヤマメでした。

写真
↑26.5cm。太い秋ヤマメ。納得の1尾。
    

写真
↑上のヤマメの写真をもう1枚。
    

「よっしゃ〜。今季最高の魚や!」と1人でガッツポーズ。
計測すると27cm弱、尺には届きませんがいい魚です。
これに気を良くして、更にガンガン瀬を攻め上がります。
約30分後、再びガツンと良いアタリ!
先程の魚よりも強い引きと重さを感じます。
「おいおい、マジか?今度こそ尺ヤマメか?」と
慎重にヤリトリをします。5分程掛けて足元まで寄せて
タモで掬い取りました。引いた感じは尺ヤマメでしたが、
タモに入った瞬間に魚が縮んだみたいです。(笑)
それでも良型の25cmチョイのいいヤマメでした。

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↑これも良型25.5cmのいいヤマメです。
    

こうなれば、もうガンガン瀬以外を釣る気にはなれません。
瀬の底付近を狙うので根ガカリも連発。
仕掛けもロスしまくり。それでも狙いは瀬底に潜む良型。
またまた30分後にドスンとアタリがでました。
「ええ感じや!楽しすぎる!」と良型の引きを堪能します。
今度も良型25cmのいいヤマメです。

写真
↑25cmの太いヤマメ。(綺麗ですね〜。)
    

良型を3本そろえた時点で荒瀬区間を釣り終えました。
「よし!今季は良い締めくくり。これで終了。」と
竿をたたんで、道路に上がります。
駐車地点まで歩いて戻る途中で朝一の入渓点のチャラ瀬が
なんとなく気になって、再び川へ降りました。
朝はブドウ虫を使っていましたが、今度はミミズで流します。
すると…。チビっぽくない良いアタリが出ました。
魚は下流へ疾走。この場所は水勢も弱いので竿を寝かせて、
魚を止めます。「よしっ!これもええサイズやな。」
魚を抜かずに手前まで寄せてタモで掬いました。
釣れたのは、これも25cmのいいヤマメでした。

写真
↑本日4本目の25cmアップです。
    

「あかん。釣れすぎや!これで今季打ち止め。」と
今度は本当に納竿としました。
時間はPM14:00。本当は同漁協管内の別河川に行く予定
でしたが、ガンガン瀬での釣りで体力を消耗したのと、
釣果は数・型ともに十分に満足できたので早めの納竿です。
結局、キープしたのは美味いサイズ18cm前後を6尾。
今年最後の塩焼きを嫁と楽しみます。

ラスト釣行で今季最高の数と型を揃える事が出来ました。
残念なのは尺に届かなかった事。
来年は尺ヤマメ・尺イワナを釣りたいもんです。
道具を片付けた後は毎年の釣り納め恒例の儀式。
山神・川神様に今季も怪我無く無事に釣りが出来た事への
感謝と来季もいい釣りが出来る様に願って手を合わせました。

これで今季の釣りは終了です。
来季は2月末から釣行予定です。
渓猿会HP読者の皆さん来季もよろしくお願いします。

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