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2018年7月15日(日)
記:ヤマチャン会長
福井県 渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁
天気:晴れ 気温:35度 水温:17度

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猛暑灼熱の中での釣行です。
午前中のみの短時間釣行!
良型の夏ヤマメが顔を見せてくれました。

6月は週末毎の雨で釣りにいけず…。約1か月振りの釣行です。
先週、西日本を襲った豪雨によりホーム河川の状況も
気になっていたので、3連休ど真ん中の日曜日に渓へ出撃です。
入渓時刻はAM7:00。河川沿いの道路から川面をチェック。
川は水位も落ち着いており、釣りをするには問題はなさそうです。
まずは林道を上がり、山中の渓筋を釣る事にしました。

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↑山中の渓筋はこんな感じ。
    

山中は上空に張り出した枝木が凄いので、6mの竿に約2m程度の
チョウチン仕掛けを結んで釣り開始です。
まず、入渓点の小さな落ち込みにそっと竿を入れます。
入れた途端にズンッと目印が引き込まれました。
「おっ!いきなり来たゾ!イワナの引きだな。」
釣れたのは引きの感じより大きな約23cm位のいい岩魚でした。
いつもの様にリリースしようかな?と思ったんですが、良く肥えた
岩魚だったので「たまには塩焼きにでもするか?」とキープしました。

写真
↑いい岩魚です。塩焼き用にキープ。
    

傍で見ていた嫁に竿を渡して釣り手を交代します。
小さな渓筋なので、2人で竿1本を交互で釣り上がります。
嫁は落ち込みから流れ出しをゆっくりとエサを流します。
すると、ピッと鋭く小さなアタリがでました。
「これはヤマメっぽいアタリやわ…。」と嫁。
上空のブッシュに気を付けながら、竿を縮めて魚を寄せてきます。
釣れたのは体長はありませんが、体高はある綺麗なヤマメでした。

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↑尾鰭が大きめの良いヤマメです。
     

約2時間程度、渓筋を釣りましたが、その後はチビッ子イワナのみ。
小さな渓筋ですが、先行者の足跡も多々見受けられます。
「今日の早朝に先行者が入ったみたいやね。」
「それじゃ、林道を下って本流筋にいこうか。」
と、2人で相談の上、場所移動をする事にしました。
車に乗り込み本流まで来ましたが、本流筋は鮎師達でいっぱい。
「これじゃ釣りが出来んな…。」と川を替える事にしました。
車を30分走らせ川替えをすると、今度は水中眼鏡を付けて、
モリを持った2人組が川をウロウロしています。
「あっ〜、あいつらモリで魚突きしてるぞ!」
「えっ、この川ってモリで魚取ってもいいの?」
「あかんやろ、まあモリで突かれる鈍いヤマメもおらんわ。」
モリ突きの2人組は僕達2人を見るとそそくさと姿をくらましました。
「やっぱり密漁やな、逃げて行きよった。」
「川をバシャバシャされた後なので、魚が散ってしまったかもな。」
釣りの準備を整え、夫婦共々竿を持って川へ降ります。

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↑川は水もクリアでいい感じです。
     

嫁は6.1m。僕は8.5mの長竿で釣り開始です。
嫁は立ち位置から川の流心までの間を釣って、
僕は川の流心より向う岸を釣る事にします。
2人で違う長さの竿を使って釣る事で、川幅の端から端までの
ポイントを抜け目なく釣る作戦です。
入渓時間はまだ10時半ですが、気温は35℃、水温は17℃。
陽射しも強烈!川に立ちこみ釣りますがキャップ越しでも
頭のてっぺんが燃える様に「暑い」というか「熱い」の状態。
「熱っっっい〜。耐えられんぞ!」
「昼前には撤収せな、あかんわ。」
釣り時間を約1.5時間に設定して釣りを開始します。
瀬を狙って釣ると、可愛いサイズのヤマメが連発。
モリ突きの2人は瀬には入っていない様です。

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↑16cm〜18cm位のヤマメが連発です。
     

瀬を中心に2人で釣っていきます。でもサイズがイマイチ上がりません。
やはり、モリ突き組が川をバシャバシャ荒らした影響がある様です。
それじゃあと、モリ突き組が入る事が出来ない流れが強い堰堤を
嫁と並んで釣ってみます。すると嫁に強烈なアタリ!
竿がグイーンと曲がり、大きく綺麗な円弧を描きます。
「来たよ!デカいよ!」と言いながら嫁は竿を絞っています。
「おお!良型か!」と横で見ている僕(ヤマチャン)。
魚は川底の岩の隙間へ逃げ込もうと潜り込みます。
嫁もそうはさせまいと竿を曲げて堪えています。
しばらく格闘の後、魚が浮いて来ました。
「良型ヤマメやな、ちょっと抜けそうにないな…。」
堰堤の上から釣っていた事と、使用しているハリスは0.2号。
なので、堰堤の下に僕が降りてタモで無事キャッチ!
体色・体長・体高の3拍子揃った超良型の夏ヤマメです。

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↑26.5cmの超良型ヤマメです。
  

その後も16cm〜18cm前後のヤマメを数尾追加した所で納竿。
嫁も僕もあまりの暑さにダウンです。
納竿時間12時30分。灼熱の猛暑に耐えられませんでした。

写真
↑このサイズ(18cm前後)が良く釣れました。
  

それにしても今年の暑さは異常ですね。
帰り道中の道路の気温計は日陰に設置されているにもかかわらず
なんと40℃と表示されていました。

あまりの暑さに次の釣行予定も立てる気分にはならない位です。
でも暑さに負けずに、次回もガンバリマス!

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