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2019年3月9日(土)
記:ITOちゃん
渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ITOちゃん猿
天気:晴れ 気温:15度 水温:8度

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風に悩まされましたが、日差しの暖かな早春の一日
暖冬のおかげで、残雪も雪代もない渓で
春本番のような釣りが楽しめました。

今日が個人的には開幕戦。単独釣行です。
例年3月上旬と言えば、渓には残雪があり、いつも車を止める
道路脇には除雪された雪が残っている時期。ノーマルタイヤの
自家用車では釣りに出かけるのは躊躇するところですが、
暖冬の今年は何の心配もありません。AM5:00にホーム河川に
向かって出発です。
いつものお店で年券を買って、AM7:30現地に到着。
天気は快晴で、日中は暖かくなる予報ですが、朝は冷え込んで
いて、到着時の気温は1℃。断続的に風も吹いてかなり寒い。
「気温が上がってくるまでは厳しいやろな〜。」と思いながら
準備をして川へ降ります。
例年だと雪代で増水している時期ですが、今日は少し増水して
いる程度。水量は文句なしですが、水温は3℃。
魚が水面で捕食する状況ではないので、迷わずニンフ(沈む
フライ)で釣り開始です。

写真
↑今年は早くも雪代終息です。
    

ニンフで石の周りや深みを丁寧に探っていきますが、予想通り
魚の活性が低いようで、全く反応がありません。
何の反応も得られないまま2時間以上が経って、AM10:00前。
日が高くなったので、水温を測ってみると6℃まで上昇。
「さあ、これから」といったところですが、上流から吹き
下ろす風がますます強くなってきたので、とりあえず
風を避けるために別の川に移動します。

2ケ所目は車で暫く走った川の上流部に入渓。風がましに
なったので1ケ所目よりかなり暖かく感じます。

写真
↑2ヶ所目は山間の小渓流
    

水量は平水。いくら雪が少ないとはいえ、この時期に増水
していないのは意外です。水温は陽気のおかげで8℃。
「この水量でこの水温だったらドライに出るだろう。」
ここからは水面勝負です。
少し釣り上がったところに小さな落ち込みがあって、白泡
の脇にフライを落とすと、魚がゆっくり浮上してきて
「パクッ」。今期第1号をゲットできました。

写真
↑今シーズン第1号です。
     

写真
↑こんなポイントからでました。
     

その後も流れの緩い深みから、同じようなサイズを数匹
追加。時計を見るとお昼を過ぎているので川から上がり、
ご飯を食べて、サイズアップを狙って、少し下流へ移動
します。

3ヶ所目も2ヶ所目と同じパターンで、流れの緩い深み
からいい感じで魚が出てくれます。ただ、釣れる魚も
2ヶ所目と同じサイズ。

写真
↑2ヶ所目の1匹目。まだサビています。
     

「なんとしてもサイズアップを。」と、さらに下流へ移動してみますが、やはり結果は同じ。
緩い流れからいい感じで反応がありますが、良型は姿を見せてくれず、PM3:00で納竿としました。

写真
↑最後の魚が本日最大!! と言っても17cmくらい
     

まだ3月上旬なのに4月のような釣りを楽しめました。
いい1日でした。

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2019年3月23日(土)
記:ヤマチャン
渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁
天気:曇り 気温:5度 水温:7度

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寒の戻りの早春の渓での釣りです。
気温5度の寒さの中でガンバリました。
良型も顔を見せてくれ、良い釣りが出来ました。
今回は新竿レポートもあるので長編釣行記です(笑)

3月後半に入りました。気温も暖かくなってきました。
「早春のポカポカ日和で釣りを楽しもう。」
という事で土曜日の釣行を嫁と計画しました。
ところが木曜日の夜から寒気が日本海上空に…。
天気予報では土曜日の予想気温は10℃です。
「寒の戻り」のおかげでポカポカ日和の釣りは不可能。
それでも、一度計画した釣行を中止できないのが渓猿です。
金曜日の夜に嫁の実家に前泊し、土曜日AM6:00に入渓。
早朝の気温は3℃しかありません。かなり寒いので、
僕も嫁も防寒着を着込んでから釣りを開始です。

写真
↑入渓点です。水が少ないですね。
    

川に降りて嫁が水温を計測。水温は7℃あります。
「水温より気温の方が低いわ。」と嫁
「水温低いなぁ。10℃は欲しいところやけど…。」と僕。
取り敢えず仕掛けを結んで釣り開始です。
釣り始めると小さなモゾモゾとしたアタリはでますが、
針に乗りません。どうも魚が小さく、且つ活性も低い様です。
「やっぱ活性悪いみたいやね。魚が口を使わんわ。」
「じゃあもう少し下流に場所変えてみようか。」と相談。
少し車を走らせて中流域へ移動して来ました。
中流域では少し流速のある瀬を中心に狙っていきます。
すると、コツンと小さいアタリ!がでました。
すかさず合わします。小さなアタリの割には掛けた魚は
瀬の流れに乗って良く引いてくれます。慎重にヤリトリして
タモに納めたのは銀毛しつつあるヤマメでした。

写真
↑銀毛気味のヤマメ。サクラマス系のヤマメです。
    

以前の釣行記にも書きましたが、ここはサクラマスが遡上する河川。
「小型でも尾鰭が黒く、モノクロな魚体はサクラマスの子。」と
漁協のオジサンが言っていたので、この魚はサクラ子に認定です。
「ヨシッ!まずは1尾釣れたぞ!」とトランシーバーで嫁に報告。
寒すぎて車で休憩中の嫁でしたが「じゃあ、見に行くわ。」と
返事があり、嫁は車から出てきて道路から釣りを見学しています。
嫁が見学の中、アタリが出ました。これはビクンと大きなアタリ。
今度はアタリの割に魚は大きくないので、抜いてタモでキャッチ!
魚は16cm位ですが、これも銀毛気味の個体です。
「あれっ?これもサクラ子かな?何か体色が薄いなぁ。」
連続で体色の薄い魚が釣れました。今年はサクラ子が多いのかな?

写真
↑これもモノクロな個体。サクラ子認定2号。
     

このサクラ子を釣った後、またまた場所移動です。
20分程車を走らせて、河川をチェンジします。
実はこちらが、いつもメインで釣っている河川。
砂地の川で幅も広く、いい感じの瀬が連続しているので、
嫁も僕もこちらの川がお気に入りです。
嫁もウェーダーを履いて本気モードで川へ降ります。

写真
↑本日2本目の川です。増水気味です。
     

川に降りて、早々に嫁が「来たよ!」とこちらを振り返ります。
すぐ傍にいた僕は「おっ!やったな。」と
タモで嫁の掛けた魚を掬い上げました。
綺麗に体色の出た美人ヤマメをGET!
しかも良く肥えて体高もある良い魚でした。

写真
↑良い体躯のヤマメです。綺麗な個体。
     

ここで僕は新竿を取り出します。昨年末に入手したTT調子の竿。
渓に映える赤装飾で、少し入ったラインデザインもいい感じ。
TT調子の中では硬調子タイプ。竿長も6.5mと珍しい長さ。
ワクワクしながら竿を伸ばすと、竿のバランスがいいのか、
片手持ちでも羽根の様に軽い。流覇MT6.0mと遜色無い軽さ。
振込もしやすくドリフトもバッチリと決まります。
「こんなに軽いのにシャンとしてるね。」と嫁。
「あとは魚を掛けた時にどうか?ってとこやな。」と僕。
新竿に期待しながら釣りを開始です。

写真
↑昨年入手の新竿。DAIWA EXP TT H65M-V。
     

新竿を手に、瀬を中心に釣りあがって行きます。
流れの強い瀬芯をBのオモリで狙うとゴンッ!
という感じが手元に来ます。すかさず合わすと、
竿がキューンと綺麗に曲がり、綺麗な円弧を描きます。
伝わってくる感じでは、結構良型の様です。
魚は一気に瀬を降ろうとします。竿を横に寝かして
手元を下流側に突き出し、穂先を上流側へ向けると
3〜4番付近に曲がりの頂点が来て魚を止めてくれます。
しかもTT調子なので竿が魚の引きに対して、
柔軟に対応してくれるので、糸に過度な負担もかからない。
しかも竿にパワーがあって、楽に魚も寄ってきます。
「これは良く出来てる!メッチャ良い竿やぞ!」と
思いながら、引きを楽しんで無事、魚をGET!
タモへ納まった魚は25cm位の良型のヤマメでした。
微妙に朱点が見られるのでアマゴ血統が混じっている
かもしれません。なので、アマメもしくはヤマゴ(笑)

写真
↑良型ヤマメです(25cm位)。アマメもしくはヤマゴかも?
     

その後も、強めの瀬を攻めていきます。
するとまたまたゴンッ!とアタリが手元に来ました。
これも結構な引きです。暫くヤリトリして無事GET!
先程と同サイズの25cm位のヤマメ。少し細めな魚体ですが、
本日3尾目の銀毛ヤマメです。(サクラ子です。)
上記写真のヤマメと比較してもらえば違いが良く
わかると思います。

写真
↑これがサクラマス系のヤマメ。
     

写真
↑上記の魚を別アングルで…。
     

その後は16cm〜20cm程度の魚をポツポツと釣って、
PM1:30に納竿しました。
次回釣行は暖かい日差しの中でのんびりと
釣りをしたいもんです。
嫁も僕も寒中釣行はもうイヤなので…。(笑)

写真
↑ヤマメに混じり、時折アマゴも釣れます。
     

写真
↑綺麗なアマゴですね。(嫁GET)
     

ここの漁協は4〜5年程前にアマゴの稚魚放流は止めて
ヤマメ稚魚放流のみに切り替えているのですが、
上の写真の様に時折アマゴが釣れてきます。
日本海への流入河川は元来ヤマメの生息域。
一度でもアマゴを入れると中々、元には戻らないですね。
はやく、ヤマメの川に戻って欲しいものです。

今回はこの時期にしては良い釣りが出来ました。
次回もガンバリマス!

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