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2020年3月7日(土)
記:ヤマチャン猿
渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ヨコチャン猿・トリさん猿
天気:曇り 気温:10 度 水温:4 度

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今季初釣行開幕戦にホーム河川へ行ってきました。
川は低水温・増水で厳しいコンディションの中で
頑張りましたが釣果の方は…。

3月に入りました。渓猿会ホーム河川は2月解禁ですが、週末毎の
悪天候だったので、今回がようやく今季の初釣行です。
今回は僕(ヤマチャン)・ヨコチャン・トリさんの三猿です。
ヨコチャンは2年ぶり、トリさんは今回が初めての渓流釣りです。
大阪をAM5:30に出発!道中で鑑札を購入して川へ向かいます。
川に降りる前に渓猿会の恒例儀式。山神様・川神様へ手を合わせ、
「今季も怪我無く良い釣りが出来ます様に…。」とお願いしてから、
入渓します。入渓時間はAM8:30でした。

写真
↑水はクリアですが約15cm増水しています。
     


「想定外の低水温やな…。しかも増水気味で流勢も強いな。」
「これは厳しい釣りになるかな?」と思いながらも釣り開始です。
3人で約20mの間隔を開けながら釣り上がって行きます。
トリさんは「なかなか狙った場所にはキャストできんわ。」と
言いながらも、楽しそうにロッドを振っています。
ヨコチャンは「水かなり冷たいですね…。」と言いながらも
これまた楽しそうに数年ぶりの渓流を楽しんでいる様です。
「2人とも釣って欲しいな。」と最初は余裕の僕でしたが、
1時間釣ってもアタリもなく魚を見れません。
「これは厳しいぞ!人の事、心配しとる場合じゃないゾ…。」と
ハリスを0.125号まで落とし、魚を狙います。

-写真
↑増水の中、懸命にキャストするトリさん。
     

仕掛サイズを落としてもアタリはまったく出ません。
約2時間釣ってもアタリが無いので、トランシーバーで2人に
「川をチェンジするよ。集合!」と呼びますが、返答がありません。
「どうしたんやろ?」と先に川を上がり、上から河川を見下ろすと
50m程下流の川原で2人が、何やらゴソゴソしています。 
暫らくして、トリさんが川から上がってきたので話を聞くと、
「ヨコチャンのウェーダーが破損して水浸しになってるわ。」
「えっ!家の風呂場で水漏れチェックしたって言ってたけどな。」
10分後…。ずぶ濡れのヨコチャンが上がってきました。
「ウェーダーの靴底、つなぎ目が破損で水浸しですわ…。」
ウェーダーを脱ぎ、逆さにすると大量の水がドバッ!
これはイカンと、釣りを中断し市街地の釣具屋へ向かいました。
急遽、釣具屋でウェーダーを購入します。釣具屋さん曰く、
「ウェーダーを買って、店から履いて帰る人は初めてですわ。(笑)」

写真
↑NEWウェーダーを履いて店から出てくるヨコチャン(笑)
     

ヨコチャンのウェーダー購入後、再び川へ戻ります。
再入渓後、ようやく堰堤の流れ出しで小さなアタリ!
すかさず合わしチビッ子アマゴをタモでキャッチ!
いつもならガックリのチビですが、苦労して釣った今季初アマゴ!
やっぱり、シーズン初の渓魚は嬉しいですね。

写真
↑今季初はチビアマゴ。チビでも綺麗な魚です。
     

その後は川を替え、場所を替え、転々とラン&ガンしましたが、
良型の姿は見れず…。小さな渓筋で小さなヤマメを
1尾追加したのですが、写真を撮ろうと小さな水溜りに入れた
とたんにジャンプされ、ヤマメは川へお帰りになり写真は撮れず…。
日も暮れかけた、PM17:30に納竿としました。

写真
↑夕暮れ時、奮闘するトリ(奥)・ヨコ(手前)コンビ。
     

この極貧釣果…。釣欲を満たせない時は食欲を満たそう!と
帰路に滋賀で有名な蕎麦屋さんに立ち寄り生蕎麦を買って、
自宅にて「ざるそば」を美味しくいただきました。

写真
↑滋賀で有名なお蕎麦屋さん「箱館そば」です。
     

写真
↑「ざるそば」は辛味大根を添えて、いただきました。
     

今日はチビアマゴ1尾・チビヤマメ1尾の極貧釣果でした。
僕(ヤマチャン)の長い渓流歴の中でも最低釣果です。
僕の唯一の自慢は「30年の渓流歴でボウズは1回も無い。」
事なのですが、危うく唯一の自慢話も出来なくなる所でした。
今年は暖冬でしたが、思いのほか渓の季節は進んではいませんね。
帰宅後、天気を調べてみると、この2・3日で気温・水温が
急降下していたので、渓魚達がご機嫌を損ねた様です。

水温さえ上がってくれれば状況は一変しそうな感じはあります…。
次回釣行はガンバリマス!

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釣行記(2020.03)
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2020年3月21日(土)
記:ヤマチャン猿
渓猿会ホーム河川
釣 猿 :ヤマチャン猿・ITOちゃん猿・トリさん猿
天気:曇のち晴れ 気温:19度 水温:8度

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暖かくなってきたので、ホーム河川へ行ってきました。
気温・水温も随分上がり、渓は早春模様。
釣果の方も徐々に上がって来ました!

3月も中旬を過ぎ随分と暖かくなって来ました。
「そろそろ、渓の季節も進んでるだろう。」とホーム河川へ出撃!
今回は僕(ヤマチャン)・ITOちゃん・トリさんの三匹で釣行です。
大阪をAM5:00発で現地到着&入渓はAM7:40でした。
本日1ヵ所目は普段は行かない川の上流部へ入渓しました。
トリさんにいろいろレクチャーしつつ釣りますが反応は無し。
あまりの反応の無さに、約1時間で早々に見切りをつけて
場所移動する事にして、2か所目へ向かいました。
2か所目は別河川の源流部に入渓。
朝は水温が低いので、川幅5m程の源流域で岩魚狙いです。

写真
↑2か所目の入渓点(源流部)はこんな感じです。
     

ITOちゃんは下流へ、僕(ヤマチャン)とトリさんは上流へ…。
子猿(新人)のトリさんにはブッシュが張り出し厳しい渓相ですが、
あちこちにルアーを引っ掛けつつも頑張ってキャストしています。
「ブッシュが多くてキャストが難しいわ。」
「これも修行やで。どんな場所にも対応出来る様にならんとな。」
暫らく2人で釣り上りますが、トリさんが仕掛けを直してる間に
チョットだけ先行!すると良い雰囲気の小さな流れ出しを発見。
6m竿に3mのチョウチン仕掛けをそぉ〜と伸ばして竿を入れます。
すると、ピクッと小さなアタリ!すかさず合わすと上手く掛りました。
釣れたのは、かなりサビが入ったアマゴでした。
「岩魚狙ってるのにサビアマゴか…。まぁ良しとするか。」

写真
↑冬を越し、まだサビの残るアマゴ。
     

写真
↑こんな小さな流れ出しに付いてました。
     

その後、トリさんと合流「まずは1尾釣れたゾ!」と僕(ヤマチャン)。
「おぉ!釣れたの!俺はルアーがアチコチに引っ掛かって大変や!」
「これも修行と思ってるねん。」と、まるで修行僧(修行猿)です。
「今日の目標は川で転ばない事やねん。前回は転んで水没したし。」
と言った15分後、僕の目の前で足を滑らせてプチ転倒。(笑)
「ガハハハッ!本日の目標は不達成やな!」でも、転んだと
いっても右腕のみの水没で済んで良かったです。
とか言ってる内にITOちゃんが下流より上がってきました。
「釣れましたよ。狙い通りの岩魚ですよ、DRYにパクッ!ですわ。」

写真
↑ITOちゃんGETの岩魚です。
     

その後、3か所目へ移動。2か所目源流の下流部です。
まだ、ボウズのトリさんに釣って欲しくて、ルアーロッドを置いて
もらい、餌釣りを少しコーチ。小さな落ち込みに竿を入れます。
するとピクンとアタリが出ました!しかし残念ながら針に乗らず…。
「今!アタった!手元にビビッと来たわ!」とトリさん。
「まだ少し寒いので、食い込みが浅いからアタリの後、少し
送りこんでアワせないと針に乗らんねん。残念…。」と僕。
その後、少し粘りましたが同箇所では釣れず…。場所移動です。

写真
↑トリさん(奥)にコーチする僕(手前:ヤマチャン)。
     

約200m程下流へプチ移動しました。
今度は3人バラバラと距離を取り入渓しました。
仕掛けを結びながら水面を眺めると、チャラ瀬に影が走った様な
気がしました。「うん?魚が走ったかな?もう瀬に出てるのか?」
ベストから水温計を出して測ってみると水温は8℃。
「チャラ瀬は8℃もあるのか…。それで魚は瀬に出始めてるのか。」
一旦結んだ仕掛けを結び直しチャラ瀬仕様に変更しました。
仕掛けは0.175号通し、アマゴ針4号、エサはキンパク2匹掛けで勝負!
影が走った様な気がした瀬の少し上流に振込みユックリとドリフト。
すると!ビビッ!とヤマメ特有のアタリ!手応えもいい感じです。
魚は下流へ疾走!愛竿の流覇MTを横に寝かせて魚を止めます。
「なかなか、いい引きや。」と引きを楽しみながら慎重に寄せます。
足元まで寄せてザブッとタモ入れ。タモに納まったのは
この時期にしては良型のヤマメ。サビていない良い個体でした。

写真
↑サビも無く綺麗なヤマメ。(よく引いてくれました。)
     

約30分後、クルマに集合し昼食を取り、本日3本目の河川へ移動。
入渓時間は14時30分。気温も19℃まで上昇しています。
水温は先程の河川と同様の8℃。水量は平常時の15cm増水。
先程の河川で魚達は瀬に出始めている事は承知なので、
仕掛けはチャラ瀬仕様、流勢が強いのでオモリは2Bとしました。
竿を入れると瀬心・チャラ瀬等の様々な所で反応が出ます。
堰堤直下の流れ出しでは16cm〜18cmヤマメが連発します!

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↑まだ、越冬後でスマートなヤマメ。
     

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↑16cm〜18cm位のヤマメなら連発です。
     

傍にいたトリさんに「これは良い感じやぞ!」と僕。
トリさんもテンションアップでルアーをキャスト!
しかし、流勢が強くルアーが上手く泳いでくれない様です。
でも、数回のチェイスはあったらしく「魚っ気を感じる!」
と嬉しそうです。しかしヒットまでは至らず…。
こうなると師匠として、弟子をボウズで帰らす訳にはいかない僕。
またまた、ルアーロッドを一旦、置いてもらって餌釣りをコーチ!
す・る・と強い流れのひらきでビクンと明確なアタリ!
「ちょっと送り込んでからアワして!」と僕(ヤマチャン)。
見事、針に乗りました。バラさない様に慎重に寄せた魚を
僕がタモで掬い上げました。
「やったで!釣れたで!」と嬉しそうなトリさん。
子猿(新人)トリさんの渓流人生初となるメモリアルフィッシュは
チビですが綺麗なアマゴ(16cm位)です。

写真
↑トリさんの渓流人生の1stアマゴです。
     

その後も同程度のヤマメをポツポツ釣って
本日は午前・午後を合わせて何とか「ツ抜け」を達成。
トリさんは、その後ルアーに戻しガンバリましたが、
残念ながらルアーではNOフィッシュ。
時間は17:00。トランシーバーで下流に居るITOちゃんに
「終了〜。」と連絡。10分後、ITOちゃんが帰ってきました。
「絶好調ですわ!DRYに良く反応しますね。水温が上がり、魚達に
ヤル気が出たみたいですね!水量が少し落ちたら爆釣モードかも?」
と、ご機嫌。サイズは出ませんが、これまた「ツ抜け」した様です。

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↑ITOちゃんGETのアマゴ。
     

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↑微妙な朱点ですが、これもアマゴ。
     

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↑アマゴ?ヤマメ? 多分アマメ。(笑)
     

これで本日は終了としました。納竿時間は17:15分。
トリさんも渓魚を釣る事が出来て、渓猿3匹、無事にボウズ回避です。
トリさんのキャストも徐々にサマになって来ているので、
トップシーズンを迎える頃にはルアーにて渓魚をGET出来るでしょう。
何はともあれ、今回の釣行で我がホーム河川の魚達は今年も元気!と
いう事が実感できました。前述の様に水量がもう少し落ちて、水温が
10〜13℃位まで上がり季節が進むと、爆釣する予感がプンプン…。
次回もガンバリマス!

写真
↑渓のネコヤナギもふくらんできました。
     

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