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2020年7月18日(土)
記:ヤマチャン猿
福井県ホーム河川
釣 猿:ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁・ヨコチャン猿・トリさん猿・シマダさん猿
天気:雨のち曇り 気温:27度 水温:21 度

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長梅雨の隙間を狙っての釣行です。
約40cm増水の中での厳しい釣りでしたが
増水の渓から尺上岩魚が降臨です!!!

今年の梅雨は長いですね。7月中旬を過ぎても大阪はまだ
梅雨が明けません。しかも週末毎にホーム河川は雨降り。
ネットでホーム河川の水位情報を毎日チェックです。
ホーム河川は水曜日まで雨続きでしたが、
水曜日以降は曇り予報、水位も日毎に下降しています。
「これは土曜日は釣行可能や!」と渓猿達に招集メール。
実は「40cm増水の中での釣りはキツイやろな…。」と、
思っていたのですが、どうしても釣りに行きたい理由が
あったんです。それは僕・嫁・トリさんが3人揃って
NEWサングラスを購入したから…。
3人ともにZeque(ZEAL)のTALEXレンズです。
「そら釣りに行きたなるやろ!」って事です。(笑)

写真
↑NEWサングラスです。
奥:僕(VERO2nd)中央:嫁(Vanq gaga) 手前:トリ(STELTH)
     


3人ともレンズカラーはTVS(トゥルービュースポーツ)。
僕と嫁は標準レンズ(度無し)なので3万円弱でしたが、
トリさんは度付きレンズの誂え物なので超高額でした。
なんと5万円超え(恐ろしや〜。落とさないでね…。)
という事情もあっての釣行計画。
今回集まったのは5名(5猿)。クルマは2台で現地集合。
現地到着&入渓時間はAM7:45でした。
やっぱり川は水位情報通り40cm強の増水でした。

写真
↑渓はかなりの増水です。
     

クルマ2台(2班)の現地集合なので入渓も別箇所でスタート。
ヨコ猿・トリ猿・シマダ猿の班は平瀬区間に入渓。
僕(ヤマチャン:ボス猿)とヤマチャン嫁(影猿)の班は
渓筋の上流域の川幅約3m程の渓筋に入渓しました。
竿は1本、かわりばんこでの釣り。
小さな渓筋では、いつもこのスタイルでの釣り。
増水で流勢も半端ないのでオモリは3Bにしました。
まずは嫁。流心脇の女波に乗せて餌を底に送り込みます。
4〜5投目にアタリが出ました。サイズは小さいですが。
元気一杯のヤマメを早々にGETです。

-写真
↑本日の1尾目。元気一杯のヤマメ16cm。
     

その後も同箇所で同サイズのヤマメを2尾追加。
いつもなら川の中を遡行し、釣り上がるのですが増水に
より遡行は不可能なので場所替えです。
少し下って川幅が広がり水勢が若干弱まる箇所から再入渓。
ここは川の中に立ちこむ事が出来る箇所です。
それでも、水勢が強くて足がとられ気味です。

写真
↑2か所目はこんな感じです。     

場所移動後、竿の持ち手は僕。オモリは3BからBに変更。
段差工(魚道)の流れ出しに竿を入れるとツツンとアタリ!
釣れたのは、先程の箇所と同様サイズのアマゴでした。
ここではアマゴ1尾・ヤマメ2尾を追加し、再々移動です。

写真
↑2か所目も16cm位のサイズです。(アマゴですね。)
     

再々移動途中で集落中で釣っていた3猿と合流。
3猿に釣果状況を聞いてみると、
ヨコ猿はチビヤマメを1尾。トリ猿・シマダ猿はNOFISH。
「上流域で岩魚を狙うか!」と声を掛け、
クルマ2台で更に上流(ほぼ源流域)に入渓します。
源流域なら少し水量もマシかな?と思っていたのですが、
川幅の絞れている箇所は豪流状態。水際の樹をしっかり
掴みながら足元に注意しつつ遡行をします。

写真
↑渓筋も増水していました。
     

流れの緩い個所を狙って竿を入れて行きます。
流れのヨレやボサ下で数尾のチビ岩魚を追加しつつ、
釣り上がり、この区間では一番大きな堰堤に到着。
ここは過去に、嫁が尺岩魚を釣りあげた場所です。
暫らく雨が続いていたのと、この大増水。
「山奥の渓の良型岩魚が落ちて来ているかも?」と
仕掛けを良型仕様の道糸・ハリス0.3号へ変更。
結果的に、これが大正解でした。堰堤からの落水脇に竿を
入れると、手元にモソッとした感じが伝わってきます。
「うん?アタリか?」と軽くアワセを入れるとゴンッ!
「根ガカリ?」と思いきや目印がスッ〜と落水の滝壺へ
向かってゆっくりと動きます。
「魚や!」と思い切り竿を立てると、ガツン!という
感触と共に竿がエグイ角度で曲がります。
「エッ!何?デカイんちゃうの?」と嫁。
「狙い通りや!重いぞ!かなり良型っぽいぞ!」と僕。
魚は滝壺に逃げ込もうとしますが、竿を絞り引き戻します。
暫らくの格闘の末、川岸にズルリと滑らして上げました。
「何この岩魚、デカイし太いんですけど…。」と嫁。
「よっしゃ〜!尺上岩魚やったぞ〜!」と咆哮する僕。
やりました!尺上岩魚が僕達の前に降臨してくれました。

写真
↑尺上岩魚(32cm)。かなり太い個体です。
     

写真
↑上記岩魚を別アングルで。いい面構えです。
     

その後、ヨコ猿・トリ猿・シマダ猿と合流。
鮎バックに入れた尺上岩魚を見て3猿は、
「デカッ!太ッ!こんな岩魚がこんな渓に居るのか!」
「ここまでになると、気持ち悪い大きさやな!」
みんなにお披露目した後はリリースしました。
鮎バックは水を入れて魚がキープ出来るので、岩魚は元気!
浅瀬に放してやると上流に向かって疾走して行きました。
この出会いを山神様・川神様に感謝して、場所移動です。

写真
↑もう1枚。尺上岩魚の写真。岩魚と嫁の2shot。
     

移動道中に昼食をとり、別河川へやって来ました。
こちらもやはり増水していました。
川通しするのも怖い感じの水勢です。
駐車地点から入渓場所まで徒歩で道路を下ります。
道路上から川を眺めつつ、ヨコ猿・トリ猿の弟子達に
増水時の釣り方、攻め所、安全な川歩き等を伝授。
なにせ、かなりの増水です。何かあった場合に備え、
僕・嫁・ヨコ・トリの4人は互いの姿を確認出来る距離
で釣りをします。(シマダさんは下流域に入渓。)

写真
↑移動後の河川もかなりの増水。
     

増水の中、足元に気をつけながら釣り開始。
増水でも活性は高く、渓魚の反応はすこぶる良好!
ポコポコと釣れて来ます。しかしサイズはイマイチ…。
16cm〜20cmまでのサイズです。

写真
↑18cm位のヤマメです。
     

写真
↑これも18cm位のヤマメ君。このサイズはポコポコ釣れます。
     

チョット釣り上がり、いつもはチャラ瀬の箇所が、
この増水で良い感じの瀬になってる箇所を発見!
ルアーマンのトリ猿には絶好の場所と思い、
「ここ!この場所は良い思うで!」と僕。
「確かに!魚が居る雰囲気出てるわ!」とトリ猿。
早速ルアーをキャスト!2〜3投目で明確なチェイス!
「来た!来たぞ!」とトリ猿。ロッドは良い感じに
曲がっています。トリ猿の10m下流に居た嫁が、
「ルアーに魚着いてる!良型や!」と言っています」。
「バラスなよ!」と僕。「わかってる!」とトリ猿。
足元まで寄せて引っこ抜き!釣れたのは良型ヤマメ!
「やったやん!良型や25cmはあるぞ!」
「うれしい〜!写真撮ってくれ!」とトリ猿が言った時…。
悪夢が…。魚が頭を振りフックから外れ足元にポチャン。
「ウオッ!外れた!」と慌ててタモで掬おうとしましたが
良型ヤマメは川へお帰りになりました。平水時は川原である
場所ですが、本日は増水で10cm程度の浅瀬になっています。
良型ヤマメは、この状況を見事活用し脱出に成功しました。
「これは釣った事にはならんからな!」
「なんでやねん!釣ったやんか!写真の撮り損ねやん。」
「写真に撮れていない魚はバラシ認定とします。」
うなだれるトリ猿に追い打ちをかける悪い師匠の僕。(笑)
「これからは油断せずにタモでキャッチするわ。」と
落ち込むトリ猿は、さておき釣りを続けますが相変わらず
18cm前後のヤマメ達は順調に釣れ続けます。
釣ってはリリース。針カカリの悪い魚のみキープです。

写真
↑これはアマゴですね。
     

写真
↑このヤマメは金銅色の綺麗な個体ですね。
     

その後、下流で粘っていたヨコ猿も上がってきました。
「やりましたわ!サイズは出ませんが6尾程釣りました。」
「じゃあ、もう納竿しようか!水勢半端ないし危ないわ。」
入渓点から約50m遡行の地点で、道路にエスケイプしました。
エスケイプ地点で最後にエサ釣りをトリ猿にコーチします。
無事16cmのチビヤマメを釣って、トリ猿もボウズ回避!。

写真
↑最終地点でエサ釣りコーチ!
黒がボス猿。グレーがトリ猿。仲良し師弟コンビ(笑)。
     

駐車地点に戻ると、いつの間にかシマダさんが戻ってました。
「アカン!こんな増水、フライではシンドイよ。」
「だいたい流れ強すぎて川通し怖いもん。」と
早々に釣りを切り上げて、道路上から僕達の釣りを
見学していたそうです。
ヨコ猿は自分で釣ったヤマメと僕と嫁がキープしていた
針カカリの悪かった魚。合計10尾をお持ち帰りです。
「家族で楽しみに食べますわ。」と嬉しそうです。
本日の納竿時間はPM3:30でした。
あと20cm水位が低ければ釣り易かったのですが…。
次の釣行時はもう少し好条件であって欲しいものです。
次回もガンバリマス。

写真
↑ヨコチャンから送付されて来た写真です。
チビは素揚げ。中型は塩焼きで食べたそうです。
     

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