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2020年9月12日(土)
記:ヤマチャン猿
福井県ホーム河川
釣 猿:ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁・ITOちゃん猿・シマダさん猿
天気:晴れのち曇り 気温:32度 水温:23度

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ヤマチャン会長は骨折明けの釣行です。
約40日ぶりの釣行で気合はMAXでしたが
川は渇水・高水温の悪いコンディション。
釣果はかなり厳しい結果となりました。

9月に入り、今季の渓流シーズンの最終月です。
僕(ヤマチャン)は前回の7月末の釣行以来、
約1ヵ月半ぶりの釣りです。
実は7月末に自宅階段から滑落し、足指2本・肋骨2本
を骨折して動けなかったんです。約40日経ち、ようやく
痛みも和らぎ、骨もくっついて来たので、ホーム河川へ
出撃してきました。
余談ですが8月にITOちゃん・トリさんコンビがこっそり
釣りに行ったそうですが釣果の方はボウズ。(笑)
「ボウズの釣行記をHPにアップする勇気が無い。」と
2人が言うので、今年は8月の釣行記がありません。
なので、今回の釣行は8月の釣行記分をカバーできる位の
良い釣行記が書けるように、普段より3倍増しで気合を
を入れての釣行です。
今回もいつも通りコロナ対策の為、クルマ分散で現地集合。
僕(ヤマチャン)と嫁。ITOちゃんとシマダさんの2台です。
現地で落ち合って早速入渓。入渓時間はAM8:00でした。
川へ降り立つと水位は約15cm〜20cmの減水。
水温は23度もあり、釣りにはあまり良くは無い感じです。
取り敢えず仕掛けを結び釣りを開始します。

写真
↑川は減水。超チャラ瀬と化しています。
     

今日は僕が先行し、嫁が後追いで釣っていきます。
川の開けた箇所は超チャラ瀬になっています。
水深も15cm程度。この状況なので細仕掛け。
道糸・ハリスは0.15通しでオモリは2号を1つ。
6.5mの竿に仕掛けは7.0m。できる限り水面から
距離を取り、遠目のポイントを丁寧にドリフト。
しかし、アタリはなかなか出ません。
入渓点より50m釣り上がり、ようやく小さなアタリ
が出ます。反射的に合わせると、上手く魚が乗りました。
本日1尾目は16cm位の朱点が多めのアマゴです。

-写真
↑僕(ヤマチャン)の1尾目です。16cmのチビアマゴ。
     

少し下流の嫁に「チビが釣れたぞ〜!」と声を掛けます。
「えっ!私にはアタリも無いんですけど〜。」
「アタリ小さいし、渇水で魚がビビッてるみたいやな。」
水中に黒い影(魚影)は確認出来るんですが、
エサを入れると黒い影が逃げてしまう厳しい状況。
嫁も狙いをチャラ瀬中心に切り替えて魚を狙います。
チャラ瀬を流すと小っちゃなアタリは出る様です。
「アタリ出るけど…。針に乗らへん…。チビやろか?」
「エサ咥えても直ぐに放してしまうんやろな。」
「渇水で仕掛けが見切られてる可能性もあるな…。」
嫁は道糸0.3号のまま、ハリスのみ0.15号にチェンジ。
仕掛け変更後、暫くしてようやく1尾目を捉えました。
釣れたのは、これまた16cmのチビヤマメです。

写真
↑嫁の1尾目は16cmのヤマメでした。
     

その後もアタリは遠く厳しい状況は続きます。
水深のある落ち込みではアブラハヤとカワムツの猛攻。
少しでも水深のある瀬を狙って釣り上がります。
たまに出るアタリも小さく、針カカリも浅いので、
バラシ&空中オートリリースとなってしまいます。
僕と嫁は共に針を3号まで落とし、なんとか魚をGET。
2人とも1尾づつヤマメを追加しました。
サイズは少し上がって双方共18cmのヤマメです。
実は嫁は25cm位のヤマメを掛けたのですが、
タモ入れ直前で痛恨の針ハズレ…。
魚の警戒心が高く食い込みが浅い事と針サイズが小さい
ので、どうしても良型はバラシ率が上がってしまいます。

写真
↑これは嫁のヤマメ。18cmにサイズアップ。
     

写真
↑こっちは僕のヤマメ。薄紫体色の18cm。
     

釣り開始から約2時間で2人合わせて5尾の貧釣果。
一旦、川から上がり駐車地点へ戻ります。
下流域で釣っていたシマダさんも丁度、駐車地点に
戻ってきました。「アカン!ハヤとカワムツの猛攻や!」
下流域も同様の状況の様です。
場所を移動し3人でクルマに乗り込み500m程上流に
再入渓をする事にしました。
こちらでも1.5時間程ガンバリましたが魚は追加できず…。
元の駐車地点に戻るとITOちゃんが川から上がってきました。
「ダメダメですわ!アブラハヤばかりで本命が釣れませんね。」
「河川チェンジや!」と同漁協管内の別河川に向かいます。

写真
↑車で留守番してくれていたカマキリ警備員。
     

約20分の移動で別河川にやってきました。
ITOちゃんとシマダさんは川幅のある開けた箇所に入渓。
僕と嫁は約2km上流の渓筋に入渓しました。
やはり、こちらも減水しています。
でも、朝の河川よりは川幅が狭いので少しはマシ…。
上空の樹々を避ける為、仕掛けを提灯仕掛けに変更します。

写真
↑こちらの河川も大減水でした。
    

川に降りて小さな堰堤に竿を出そうとした時。
「アッ!何あれ!でっかい魚おるで!」と嫁。
「うぉ!尺は余裕で越えてる!40cmはあるぞ!」と僕。
大きな魚影は悠々と落ち込みの白泡へ入っていきました。
慌てて提灯仕掛けを大物仕様の0.4号通しに替えました。
嫁はソォ〜と竿を伸ばし仕掛けを投入…。目印がピクッ!
「来た!」とアワセた途端、飛んできたのはアブラハヤ。
「じゃあ交代な!」とニヤケて竿を持つ僕(ヤマチャン)
同じく白泡の真上からエサを直撃投下!
約1分後、目印がビシッと引き込まれます!
「来た!」と合わせた途端、飛んできたのは中型ヤマメ!
「これと違うわ!」と僕。「はい交代!」とニヤケる嫁。
しかし、この後いくら粘ってもアタリは出ませんでした。
あの魚影を再び確認する事も出来ませんでした…。
ひょっとして釣った途端に縮んでしまったのかも。(笑)
40cmモンスターは次回の楽しみに置いておきます。

写真
↑釣った途端に、半分に縮んでしまったヤマメ20cm(笑)。
     

下流域からITOちゃんとシマダさんがクルマで上がってきました。
「やっぱあきませんね…。水が少なすぎですわ…。」
時間はPM1:20。本日はITOちゃんは所用でPM2:00納竿予定。
「じゃあ帰り道にもう1ヵ所だけ30分勝負!」と下流に入渓。
ラスト勝負も僕・嫁・ITOちゃんは実らず…。
シマダさんは「チビヤマメ釣れたぞ!」とボウズ回避。
時間は丁度PM2:00。予定通り納竿です。
帰りは渋滞を避けて全線高速で帰宅しました。

写真
↑渓の脇に栗の木発見!季節は秋へと進んでいます。
     

本日はかなり厳しい釣りになりました。
気合は3倍増しでしたが釣果が伴いませんでした。
今季は少なくとも、もう1度は釣行する予定です。
それまでになんとか一雨欲しい所です。
雨が降らない限りはこの状況は改善しないでしょう。
次回もガンバリマス…。
魚がダメなら栗拾いでもしますか!(笑)

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2020年9月19日(日)
記:ヤマチャン猿
福井県ホーム河川
釣 猿:ヤマチャン猿・ヤマチャン猿嫁・ITOちゃん猿・トリさん猿・シマダさん猿
天気:晴れ 気温:27度 水温:19度

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今季最終釣行にホーム河川に行って来ました。
良型連発とはなりませんでしたが、
小型・中型がそれなりに遊んでくれました。
楽しく今季を締めくくる事が出来ました。

9月第3週ですが諸事情により、これが今季の最終釣行です。
先週は川が渇水で貧釣果でしたが、今週半ば現地には
少し雨が降り、ネットで水位を確認すると回復傾向。
「これなら、何とかなるやろ!」と渓猿5匹での釣りです。
今回も今年恒例のクルマ分散乗車のコロナ対策。
現地集合で入渓時間はAM7:00。
駐車地点から上・中・下流に分散して釣り開始です。
川に降りると水位は回復気味も平水より−15cm程度でした。

写真
↑上流部のITOちゃん入渓地点。平水よりは水が少ないです。
     

僕(ヤマチャン)・嫁・トリさんの3人は中流域に入渓。
僕は細仕掛けを結びます。空中糸0.2号・水中糸は0.125号。
愛竿の流覇MT6.0mに手尻を0.5m出し6.5mの仕掛け。
嫁は空中糸・水中糸とも0.3号の通し仕掛け。
ルアーのトリさんはPEにリーダーを結びスピナーを選択。
この様な仕掛け・システムでいざ勝負!です。
しかし、魚達からの反応が全くありません。
川原には昨日に入ったらしき釣人の足跡が多数…。
3人共々、開始1時間はアタリ&チェイスは無し。
1時間後、チャラ瀬でやっと微かなアタリが出ます。
すばやく手首を返し、ポンとタモでキャッチ!
16cm位のヤマメ。いつもはリリースですが今日はキープ!
本日は最終釣行!釣り終了後に皆でヤマメを食する予定。
なので「オールキープね!」皆には号令をかけています。

-写真
↑1尾目は16cmのヤマメ。(まずは1尾目)
     

少し釣り上った所で嫁にもアタリがでます。
嫁は少しサイズアップの18cmヤマメ。
18cmでもよく肥えている肉付きの良い魚。
この位のサイズが一番美味いサイズですね。

写真
↑嫁は18cmのヤマメをGET!
     

しかし、アタリが少ない…。チビはポツポツきますが、
流石にメザシみたいな小さい15cm以下の魚はリリース。
「皆が食べる分を確保出来るんやろか…。」と僕。
「まあ、夕方まで釣ると何とかなるんちゃう。」と嫁。
入渓点から約200m位釣り上がり堰堤に到着。
この堰堤はいつも良型がいる鉄板ポイント!
期待しながら嫁が竿を入れます。
アタリは何度か出ますが釣れて来るのはアブラハヤ。
やはり、昨日の先行者が随分叩いた様です。
このポイントで粘りましたが、嫁が何とか18cm程度の
ヤマメを1尾追加したのみ…。

写真
↑嫁が追加した3尾目のヤマメ。
     

堰堤を乗り越え、更に釣り上がります…。
堰堤を越えた途端に突如アタリが頻発します。
曇っていた天気が晴れた途端に魚の活性アップです。
「何々!急にアタリが出始めたよ。」と嫁。
「曇りが晴れて状況が変わったんやな。」と僕。
入渓から2時間で3尾の貧釣果だったのですが、
晴れた途端に約30分でサイズは出ませんが6尾を追加。

写真
↑16cmのチビですがこのサイズが連発。
     

トリさんが僕と嫁に追いついて来ました。
「あかんな!ルアーには反応せんわ!」
「あそこ釣ってみな。さっきから魚がライズしてるわ。」
と少し上流にある瀬の開きを指さします。
早速、スプーンをキャストするトリさん。
スプーンに25cm位の魚が追尾してくるのが見えました。
「来てる!スプーン追ってきてるわ!」と僕。
もう少しって所で魚はUターンしました。
「あっ〜!惜しい。帰って行きよったわ!」
「マジか!じゃあもうちょっと頑張ってみるわ。」
その後、手を変え品を変え粘るトリさんでしたが、
Uターンした魚は戻って来てくれませんでした。

写真
↑奥から僕・トリ・嫁の3猿で仲良く釣ってます!
 (一番奥の僕はさて何処にいるでしょう。探してみてね。)   

どんどん3人で遡行(遡上)を続けます。
暫らくして僕の好きな荒瀬区間に到着しました。
ここは釣りづらいですが、出れば良型!っていう場所。
仕掛けを0.3号通しに変更し、オモリは2Bまでアップ。
根ガカリ覚悟で荒瀬の底へ仕掛けを送り込みます。

写真
↑過去に実績のある荒瀬ポイントです。
     

強い流れの脇から流心底へと仕掛けを入れて行きます。
4〜5投目に目印がフワッという感じて上に振れました。
ビシッと強めのアワセ!目印がギュンと引き込まれます。
魚は荒瀬を下流へ疾走!竿を寝かせて魚を止めます。
「これは良型やな!」バラさない様に慎重にヤリトリ!
じっくり時間をかけて魚を寄せてタモで掬い上げました。
やっと秋の渓魚らしい体躯の良いアマゴを確保です!

写真
↑秋アマゴGET!(25cm)カッコイイ魚です。
     

釣りに夢中になり気付けば昼前です。
3人そろって駐車地点へ戻ります。
駐車地点でITOちゃん・シマダさんと合流。
下流域に入ったシマダさんもヤマメをGETしていました。

写真
↑シマダさんGETのヤマメ。(16cm)
     

上流で釣っていたITOチャンは絶好調だったみたい。
16cm〜18cmを6尾程、23cmを1尾GET。
状況を確認すると、ITOチャン・シマダさん共に、
「曇りの間に釣れて晴れるとアタリが止まった。」との事。
中流域で釣っていた僕達とは真逆のパターン。
同じ川でも少し場所が変わるだけで魚の反応が違うとは
不思議なもんですね。だから釣りは奥深くて面白い!
エサとFRYとの違いがあるのかもしれませんね。
以下はITOちゃんGETの渓魚写真3連発です。

写真
↑ITOちゃんGETのヤマメ。(16cm)
     

写真
↑これも上のヤマメと同サイズ。(20cm)
     

写真
↑これは良型のヤマメ。(23cm)
     

ここで、河川チェンジ&お昼ご飯にしました。
僕と嫁はエサを使い果たしたので移動中に
釣具屋に立ち寄ってエサを補充しました。
昼からの釣り。入渓時間はPM1:30。
「あと2時間釣って、終了するで!」と声を掛けます。
ITO ・トリ・シマダの3猿は河川幅の広い区間に入渓。
僕と嫁は約3km上流の藪沢区間へ入渓。
2時間後、5猿は再合流。午後も16cm程度のヤマメを
3尾追加。これで皆で食べれるヤマメを確保完了。
早速、クルマからコンロを取り出し料理します。
料理といっても、ヤマメを油でサッと揚げて醤油を数滴。
超簡単な料理ですが、これが絶品の美味さです。

写真
↑油でさっと素揚げにします。
     

写真
↑美味しく揚がったヤマメ達。
     

素揚げのヤマメを皆で美味しくいただいて、
今季の釣りを終了としました。
料理道具・釣り道具を片付けた後は、
渓猿会恒例の釣り納めの儀式です。
皆で橋の上に並び、山神様・川神様に手を合わせます。
今季も怪我無く釣りが出来た事に感謝します。
また、来季も良い釣りが出来ます様にとお願いしました。

以上で今季の渓猿会の釣行は終了となります。
いつも渓猿会HPをご覧の皆様にも感謝です。
次回は2月の解禁月に始動する予定です。
来季もガンバリマス!

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